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Last Update:2015/07/02

レンタルサーバーのスピードや安定性について

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POINT 3.スピード・安定性

・バックボーン
・サービスの種類
・サーバーマシンスペック
・インターネット接続回線
・SLA品質保証制度
・サーバーの独自管理
・評判・口コミ
・無料お試しサービスの利用

サーバーのスピード安定性はレンタルサーバー(共用サーバー)選定の大切なPOINTとなります。ビジネス利用の場合、利益を大きく左右する要素になりえます。
ユーザーがWebサイトを訪問中にサーバーがダウンしてしまったり、表示動作などが遅くなってしまうと、ユーザーはページの閲覧、或いは買い物や問い合わせなどの作業を途中で断念してしまい、結果、ビジネスチャンスを逃すことも十分ありえます。Webサイトの新規訪問者は、そのサイトのページ表示速度が遅い場合、閲覧を途中で中止してしまい再度訪れることを躊躇(ちゅうちょ)することが多くあります。また、Webサイト管理者はサイト運営のために新規ページの作成や既存ページの更新、また、メールアドレスの作成やバックアップ作業など多くの作業を頻繁に行います。そのため、サーバーの動作が遅かったり不安定だと非常にストレスを感じるだけでなく、更新や修正などの作業スケジュールにまで影響を及ぼしてしまいます。
このように、サーバーの処理速度や安定性はWebサイト利用者だけでなく、管理者にとっても重要なPOINTになります。

スピードや安定性は、様々な要素に左右されるもので何を基準に判断したら良いか迷うところです。結局のところ実際に使ってみて判断する形になるかもしれません。ですが、公開されている情報はチェックしておきましょう。

バックボーン

バックボーンとはホスティング業者がサーバーマシンを設置しているIDC(インターネット・データセンター:コンピューターを設置・運用する専門施設)と他のIDCやISP(インターネット・サービス・プロバイダー:so-netやocnなど)、IX(インターネット・エクスチェンジ:ISPや大規模ネットワークを繋ぐ相互接続ポイント)などの重要拠点間を結ぶ大容量のインターネット基幹通信回線網のことです。重要な拠点やネットワークはバックボーンで結ばれています。
バックボーンが大容量であればデータの送受信がスムーズに行えます。バックボーンはサービスの種類やプランの質などに関係なく、そのホスティング業者のサービス全体に影響を及ぼす要素の1つになります。業者の中にはバックボーンの総計容量を公開しているのでチェックしてみましょう。ただし、ホスティング業者が扱っている顧客数や顧客の使用状況によっては必ずしもバックボーンに余裕があると言えない場合もあるでしょう。ですが、容量が大きい方が望ましいことに変わりはありませんので、スピードや安定性を考える上での1要素と認識しましょう。

  • さくらレンタルサーバーのバックボーン総計:284Gbps
  • Xサーバーのバックボーン総計:232Gbps
  • WADAX総計:65Gbps以上

(2014/1現在)

サービスやプランの種類

スピードや安定性はサービスやプランの種類によっても大きく変化します。ホスティング業者が提供するサービスは主に、共用サーバー(レンタルサーバー)専用サーバーVPSクラウドなどがあります。各サービスにはそれぞれ特徴があります。さらに各サービスには下位プランから上位プランまで用意されている場合があり、上位プランになるに従って提供されるスペックも段階的に上がります。サービスやプランの組み合わせによって安定性やスピードは大きく変わります

専用サーバーは、契約ユーザーが物理サーバーマシン1台を占有し、サーバーには専用のインターネット接続回線が通されます。サーバーマシンのスペックや回線の容量は、プランによって低いものから高いものまで用意されており、ユーザーは自分のニーズに合わせて選択することが可能です。拡張性や自由度に加えて、処理スピード、安全性、安定性にも優れています。このように、高いパフォーマンスを発揮する専用サーバーですが、その分、導入費用や運用費は他のサービスに比べて格段に高くなります

共用サーバーの場合は、サーバーリソース(CPUやメモリやHDD容量など)や接続回線を複数ユーザーで共有するので、その分コストは非常に低いです。ホスティング業者によっては月額数百円~利用できます。一方で、サーバーマシンや接続回線を不特定多数のユーザーと共有するので、安定性やスピードにはかなりバラつきがあります。ですが、最近のレンタルサーバーでは、一般的なWebサイトを運営する程度であれば低価格プランでも十分運営することが出来ます(あまり心配する必要はありません)。

VPSでは、1台のサーバーを複数ユーザーで共有するのですが、同一マシン内に複数の仮想専用サーバーを構築する技術を利用することで、各ユーザー毎にサーバーリソース(CPUコア数、メモリ容量、HDD容量)を管理分配して高い独立性を保っています。また、Root権限というサーバーを自由に操作できる管理者権限も付与されます。そのため、各ユーザーに対して、サーバー内の専用スペースが確保され、他のユーザーから影響を受けないように設計されています。また、サーバー内に収容されるユーザー数も共用サーバーに比べれば格段に少なくなるでしょう。VPSの上位プランでは、非常に豊富なサーバーリソースが付与されるので、専用サーバーに近い動作や安定性を発揮するプランも用意されています。しかしながら、サーバー内に収容されている他のユーザーの全く影響を受けないとはいえないでしょう。VPSは、機能やコストも含めて、スピードや安定性は専用サーバーと共用サーバーの中間に位置づけられるサービスと言えます。

クラウドは、複数のサーバーマシンを1台の装置として纏め上げ、仮想化する技術を利用しており、ユーザーの稼働状況に応じて、CPUのコア数、メモリ容量、HDD容量などのリソースを複数のサーバーから調達することが可能で、プランの変更やサーバーの増設・移動などは必要ありません。また、急激な負荷の増大に対しても、その要求に合わせて必要なリソースを即時、スケールアップ・スケールダウン出来る柔軟な対応が可能です。最小規模でスタートし、必要に応じてスケールアップ・スケールアウトすることで無駄な費用が発生しません。必要な要求に応じて迅速に対応出来るクラウドは、高い処理スピードや安定性を提供します。

クラウドとはネットワークを介してデータ保存領域、CPU,メモリやアプリケーションサービスなどコンピューターリソースを利用する形態の1つで、クラウドコンピューティングによって提供されるサービスの総称です。中でもクラウドによるホスティングサービスをクラウドホスティングサービスなどと呼びます。または、IaaS(イアース)などと呼ばれます。クラウドの利用料金は、使用した分で課金される従量課金制です。または、割り振られたサーバーリソースに応じて月単位の定額利用料を選択することも可能です。最小規模でスタートし、必要に応じてスケールアップ・スケールアウトすることで無駄な費用が発生しません

サーバーマシンスペック

共用サーバーの場合、ホスティング業者がサービスを運用しているサーバーマシンのスペックによってもスピードや安定性が変化します。専用サーバーであれば自分でサーバーマシンを選択することが出来ます。VPSであれば、プランによってCPUコア数やメモリ容量を選択し処理能力を向上させることが可能で、クラウドでは要求に応じて迅速に処理能力のスケールアップが出来ます。ですが、レンタルサーバー(共用サーバー)の場合、ホスティング業者が運用しているサーバーマシンをそのまま使用することになり、こちらでハード面の増強を選択することはできません。サービスの質に大きな影響を与える可能性があるホスティング業者が運用するサーバーマシンのスペックはユーザーにとって非常に気になるところです。
ホスティング業者によっては、共用サーバーを運用しているサーバーマシンのスペックを公開している場合がありますのでチェックしてみましょう。インストールされているサーバーOSやバージョン、CPUの種類、搭載メモリ容量などです。マシンスペックが良ければ処理速度も向上しますので、Webサイトの表示速度やプログラムの処理速度などの向上に繋がるでしょう。さくらレンタルサーバー、エックスサーバー、ファーストサーバーなどはマシンスペックを公開しています。※さくらレンタルサーバーは契約後のサーバーコントロールパネルから確認できます。

インターネット接続回線

インターネット接続回線とは、レンタルサーバー(共用サーバー)を運用しているサーバーマシンに接続させているインターネット回線のことです。接続回線や単に回線とも言います。このインターネット接続回線はホスティング業者のバックボーンへ繋がっています。バックボーンが太くてもサーバーへ通している回線容量が低ければ、そこがボトルネックになり、サーバーマシンスペックやバックボーンの恩恵を受けにくくなってしまします。この接続回線には共有占有などの種類や容量があり、ホスティング業者によっては公開しています。例えば、「100MB共有」などと表示されています。

SLA品質保証制度

最近では稼働率を公開し、安定動作を保証するホスティング業者も増えてきました。これをSLA(品質保証制度)と言います。「SLA品質保証制度 稼働率99%~100%を保証します」などと紹介されています。SLAを導入しているサービスであれば、稼働率を保証し、もし目標稼働率に達成できない場合には責任の所在を明らかにして具体的な対応を行います。SLAはサーバーの安定性を考える上で1つの指標になります

サーバーの独自管理

ホスティング業者によっては、独自の管理システムを導入することで、サーバーリソースや回線の帯域を管理し、共用サーバーであっても各ユーザーが快適に使用できるように運用している場合もあります。

評判・口コミ

検討しているホスティング業者やプランの口コミや評判をインターネットで検索することで調べることが出来ます。口コミや評判は、良い事も悪い事も書いてあると思いますが、評判が全くない業者や悪い内容が目立つ業者は避けるべきでしょう。実際に利用している方の中立な意見は参考に値すると思います。極端な意見も多いので、複数の人の意見を確認して、平均化してとらえてみましょう

無料お試しサービスの利用

ホスティング業者によっては無料お試し期間が用意されているのでそれを利用して動作をチェックすることをお勧めします。その際ウェブページの表示速度計測ツール等を利用して確認してみると良いでしょう。
・サイト表示スピード:http://site-speed.podzone.net/(日本)
・Website Speed Test:http://tools.pingdom.com/fpt/(海外)

サーバーのスピードや安定性を検討するには、上記の要素を確認した上で、総合的に判断することが大切です。


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日付

投稿日:2015年7月1日
最終更新日:2015年07月02日

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