レンタルサーバー(共用サーバー)の提供者は一体どのような会社なのでしょうか。レンタルサーバー(共用サーバー)や専用サーバー、VPS、クラウドなどのサービスを総称してホスティングサービスと言います。そして、このホスティングサービスを提供している業者をホスティング事業者と言います。従って、レンタルサーバー提供者はホスティング事業者となります。
ホスティング事業者は、IDC(インターネットデータセンター)なども運営している電気通信事業者(さくらインターネットなど)やISP(インターネット・サービス・プロバイダー niftyやso-netなどの接続事業者)、ホスティングサービス専業のホスティング事業者(ロリポップなど)などです。規模の小さい業者から大きい業者まで様々な事業者がレンタルサーバーを提供しています。より事業規模の大きい IDC や ISP などはホスティング事業を兼業している形となります。
レンタルサーバーを提供している老舗事業者のさくらインターネットは、日本において電気通信事業者に位置づけられており、レンタルサーバー(共用サーバー)だけでなく、専用サーバー、VPS、クラウド、ハウジング(コロケーション)のすべてのホスティングサービスを提供し、さらにIDC(インターネットデータセンター)という専門施設を運営してします。一方で、個人向けに業界最安値水準でレンタルサーバーのみを提供しているロリポップなどは、ホスティングサービス専業のホスティング事業者です。
ホスティング事業者は、自社の、或いは、他の事業者(より規模の大きいISPや電気通信事業者)のIDC(インターネットデータセンター、データセンター)という専門施設を利用し、サーバーマシンやネットワーク機器を設置・運用しています。この施設は、耐震耐火設計でコンピューターの設置や熱処理を効率的に行い、停電にも対処できる蓄電池を備え、大容量の通信回線(基幹回線網・バックボーン)と接続される等、様々なコンピューターやデータ通信装置などを設置・運用するのに特化した施設です。データセンターでは24時間365日専門の知識と技術を有した管理者により機器の運用・保守が施されています。