管理画面とはホスティング業者が提供するレンタルサーバー(共用サーバー)に指示を与える操作画面のことです。管理画面は業者によって「コントロールパネル」「専用画面」「サーバーパネル」などと呼び名が異なりますが、サーバーを操作する機能を提供することには変わりません。レンタルサーバーでは必ず管理画面が提供されます。ユーザーはWebブラウザを通して管理画面を操作することが出来ます。
通常サーバーを遠隔操作するには、専用のソフトウェアを使用してコマンドという命令文をサーバーに送信することで様々な指示を与えます。これには専門の知識が必要となり一般の方では難しい作業になります。
そこでホスティング業者は、誰でもサーバーを操作できるよう簡単にサーバーへ指示を与えることが出来る管理画面を提供してくれます。ユーザーはWebブラウザを通して管理画面を表示させ、そこからサーバーを操作し、メールアカウントの作成やドメインの設定、データベースの作成など、レンタルサーバーで提供される機能に対してすべての操作を行うことが出来ます。サーバー操作だけでなく、現在のHDD使用容量やサーバーのエラーログ、Webサイトへのアクセス解析結果など、様々な情報を管理画面で表示してくれる場合もあります。
これによって、専門の知識がない一般の方でもサーバーを管理することが可能になります。
レンタルサーバー(共用サーバー)の場合、サーバーの操作はこの管理画面から行うことになります。従って、管理画面が充実しているとサーバーの操作が楽になります。特に初心者の方にとっては、使い易いシンプルな管理画面が良いと思います。管理画面のデザインやメニュー内容はホスティング業者によって異なるので、電子マニュアルをチェックしいたり、無料期間を利用して管理画面をチェックしてみましょう。
ホスティング業者によっては電子マニュアルなどで紹介しているサーバー操作の中に、管理画面では行えない操作方法があります。この場合、SSHなどによるサーバー遠隔操作機能を使用してコマンド(サーバーへの命令文)操作によって設定します。
これは専門の知識を要する作業なので一般の方ではなかなか難しい操作になります。手順通り行えば初心者の方でも設定することは可能ですが、管理画面よりは面倒な作業になります。
また、SSHによるコマンド操作では、電子マニュアルなどにも記載されていないサポート外のサーバー操作を行うことも可能です。契約者の中にはサーバーに詳しい方が色々なサーバー操作や設定にチャンレンジし、その内容をブログなどで紹介しています。興味のある方は管理画面以外の操作にチャレンジしてみても面白いと思います。ただし自己責任になってしまいますので注意してくださいね。