ディスクスペースやディスク容量とも呼びます。この容量はサーバー内にデータを保存する場合に使用されます。
例えば、みなさんのパソコンでもCDから音楽ファイルをパソコンに取り込んだり、メールを受信したりした場合にパソコンのハードディスクの容量が使用され、空き容量が減ることになります。レンタルサーバーでも同じようにデータを保存することで容量を使用することになります。
サーバー内には様々なデータが保存されることになります。サーバーのディスク容量を使用する基本的なデータは、Webサイト、メール、データベース、サーバーログ、ファイル共有などで使用するデータとなります。
Webサイトでは、HTMLファイル、PHPやPerlなどのプログラムファイル、画像ファイル、その他にPDFファイルなどWebサイトで使用する各種ファイルなどです。使用方法によっては、音声ファイルや動画ファイルなどを保存する場合もあるでしょう。これらのファイルはFTPソフトなど利用してサーバーに転送するファイルになります。また、Wordpress(ワードプレス)や掲示板などのWebアプリケーションで掲載した内容やブログの記事のデータなども含まれます。
メールは、レンタルサーバー(共用サーバー)で作成したメールアカウントが送受信した電子メールデータになります。利用方法ににってはサーバーにメールデータが大量に蓄積されることになるので、サーバー内の古いメールデータを削除するなど適切に処理しましょう。
データベースのデータは、MySQL や PostgreSQL などのデータベースソフト利用時に、ソフトウェア内に格納されるデータです。データベースのデータはあまり容量を必要としませんが、数百万件や数千万件のデータが格納されると数GBと大容量を使用することになります。
ログデータ(log data)は、サーバーが出力するエラーログやアクセスログなどのファイルデータです。アクセスログデータはアクセス解析ソフトで使用する場合があります。これらのログデータの提供の有無や内容はホスティング業者やプランによって異なります。提供される場合は、管理画面などで保存内容を設定できます。
ファイル共有データは、他のユーザーとファイルを共有する場合などに、FTPソフトなどでサーバーにアップロードしたファイルデータのことです。ファイルを共有する目的以外にもサーバーへファイルをアップロードする場合があると思いますが、何れにしろ、FTPソフトでサーバーへアップロードしたファイルは容量を使用するデータとなります。
これらが主にディスク容量を使用するデータになります。ユーザーの用途によって保存されるデータの種類や容量は異なります。それでは一体どの程度の容量が必要なのでしょうか。