UPDATE:2019年11月11日
PHP の式
式 簡単まとめ
- PHPの 式 とは 値があるもの のこと
- 最も 簡単な式 は リテラル値/定数/変数
- 例えば、1 とは 1 という値を持つ式 となる
- 複雑な式 は 演算子で値を組み合わせた もの
式とは
- PHPの 式 とは 値があるもの のこと
- 例えば、1 とは 1という値を持つ式 となる
PHPの式とは値があるもののことです。つまり、PHPが式を評価することで「値」を得ることができます。
式と言えば普通は「 1 + 1 」というような「+(プラス)」などの演算子と数値を組み合わせたものを考えるでしょう。PHPの場合、これは「1」という単純な式 と 「+(プラス)」という演算子を組み合わせて作った複雑な式ということになります。「 1 」 とは 「 1 」 という値を持つ式なのです。
1 2 3 4 | <?php echo 1;//「1」という値を持つ単純な式 echo 1 + 1;//「1」という値を持つ式と「+(プラス演算子)」を組み合わせた複雑な式 ?> |
最も単純な式
- 最も簡単な式は「リテラル値」や「定数」や「変数」
- リテラル値:値自身と評価→「100」 は 「100」 という値を持つ式
- 変数:代入されている値と評価→「$i = 100」は 「$i」 は 「100」 という値を持つ式
- 定数:代入されている値と評価→定数は代入された値を持つ式
PHPで考えられる最も簡単な式は、「リテラル値」や「変数」や「定数」です。
リテラル値
例えば、
1 2 3 | <?php echo 100; ?> |
の場合、「100」 は、明らかに、「100」 という値です。
言い換えると 「100」 は 「100」 という値を有する式です。リテラルについてはこちらを参照下さい。
変数
1 2 3 | <?php $i = 100; ?> |
の変数「$i」は、そこに「100」という値を代入されている値と評価されます。
言い換えると変数 「$i」 は 「100」 という値を持つ式となります。
定数
1 2 3 | <?php define("GREETING", "Hello world."); ?> |
定数「GREETING」はそこに代入されている値と評価されます。定数は代入された値を持つ式となります。
if文の条件式
- 「もし ~ なら ・・ する」if (式 ~ ) 文・・
if文では、一般的に if(a == b) や if((a == b) && (c == d)) など、比較演算子 や 論理演算子 などを利用した複雑な式を記述する場合が多いと思います。ですが、if文の条件式にもリテラル値、変数、定数をそのまま入力した単純な式も利用できます。
リテラル値のみ条件式に入れる
1 2 3 4 | <?php if(1) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n";//1はtrueと判定される if(0) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n";//0はfalseと判定される ?> |
結果は
偽です。
となります。
変数のみ条件式に入れる
1 2 3 4 5 6 7 | <?php $i = 1; if($i) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n";//1はtrueと判定される $i = 0; if($i) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n";//0はfalseと判定される ?> |
結果は
偽です。
となります。
定数のみ条件式に入れる
1 2 3 4 5 6 7 | <?php define("JUDGMENT_VALUE_T", true); if(JUDGMENT_VALUE_T) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n"; define("JUDGMENT_VALUE_F", false); if(JUDGMENT_VALUE_F) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n"; ?> |
結果は
偽です。
となります。
複雑な式
- 複雑な式は演算子で値を組み合わせたもの
PHPでは
1 2 3 4 | <!-- サンプルコード --> <?php echo 1 + 2; ?> |
のような式は 、「1」 という値を持つ式と 「2」 という値を持つ式 を「+(プラスの算術演算子)」を使用して計算した複雑な式になります。
演算子とは、「値」を操作して別の「値」を生成するもののことです。PHPには、算術演算子や代入演算子、配列演算子など多くの演算子が用意されています。演算子の詳細はこちらを参照下さい。
サンプルコード
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 | <h3>リテラル値</h3> <?php //「100」 は 「100」 という値を有する式 echo 100; echo "<br>\n"; ?> <h3>変数</h3> <?php //変数 「$i」 は 「100」 という値を持つ式 $i = 100; echo $i."<br>\n"; ?> <h3>定数</h3> <?php //定数は代入された値を持つ式 define("GREETING", "Hello world."); echo GREETING."<br>\n"; ?> <h3>if文にリテラル値</h3> <?php if(1) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n";//1はtrueと判定される if(0) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n";//0はfalseと判定される ?> <h3>if文に変数</h3> <?php $i = 1; if($i) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n";//1はtrueと判定される $i = 0; if($i) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n";//0はfalseと判定される ?> <h3>if文に定数</h3> <?php define("JUDGMENT_VALUE_T", true); if(JUDGMENT_VALUE_T) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n"; define("JUDGMENT_VALUE_F", false); if(JUDGMENT_VALUE_F) echo "真です。<br>\n"; else echo "偽です。<br>\n"; ?> |
100
変数
100
定数
Hello world.
if文にリテラル値
真です。
偽です。
if文に変数
真です。
偽です。
if文に定数
真です。
偽です。
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日付
最終更新日:2019年11月11日