html abbr「略語や頭字語(とうじご)の表示」
HTML4 HTML5
<abbr>
書式
<abbr>テキスト</abbr>
サンプル
<abbr title="Hypertext Markup Language">HTML</abbr>
<abbr>(<abbr>要素)で囲まれたテキストは略語や頭字語(とうじご)であることを示します。WWW が World Wide Web の略語ですが、www を abbr タグで囲み、略語であることを示すことが出来ます。
HTML abbr タグ(Tag)
<abbr>
1 2 3 4 | <!-- 書式 --> <abbr 属性="属性値">テキスト</abbr> <!-- サンプル --> <abbr title="World Wide Web">WWW</abbr> |
種別 | インライン要素 | ||
---|---|---|---|
開始タグ | 必須 | 終了タグ | 必須 |
HTML5頭字語のマークアップで使用されていた <acronym>タグは HTML5 で abbrタグ に統一されました。
サポート
Chrome | Ver1.0~ | Firefox | Ver1.0~ |
---|---|---|---|
Safari | Ver1.0~ | Opera | Ver6.0~ |
Internet Explorer | Ver4.0~ | HTML | Ver2.0~ |
内容
abbr は abbreviation の略で、このタグで囲まれた単語は「略語」や「頭字語(とうじご)」であることを表します。略語の場合、例えば、HTML は、Hypertext Markup LanguageHTTP の略語、HTTP は、HyperText Transfer Protocol の略語、WWW は、World Wide Web、XML は、Extensible Markup Language 等がこれにあたります。abbrタグは、title属性 を持ち、属性値に略語の正式名称を指定します。
頭字語(とうじご)は、幾つかの単語の頭文字を繋げて一つの単語として作られたものです。例えば、NATO(ナトー:North Atlantic Treaty Organization)や SOHO(ソーホー:Small Office Home Office)、LAN(ラン:Local Area Network)等などがこれに当たります。
頭字語のマークアップで使用されていた acronymタグ は HTML5 で abbrタグ に統一されました。
ネットや若者の世界では、「ディスる」「おこ」など新しい略語が誕生していますが、このような略語をマークアップするタグはまだありません。
サンプルコード
- html tag
- ブラウザ表示
- html code
1 2 3 4 5 | <abbr title="HyperText Transfer Protocol">HTML</abbr> は Hyper Text Transfer Protocol の略語です。<br> <abbr title="World Wide Web">WWW</abbr> は World Wide Web の略語です。<br> <abbr title="HyperText Transfer Protocol">HTTP</abbr> は HyperText Transfer Protocol の略語です。<br> <abbr title="Local Area Network">LAN</abbr> は Local Area Network の頭字語です。<br> <abbr title="Small Office / Home Office">SOHO</abbr> は Small Office / Home Office の頭字語です。<br> |
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 | <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="robots" content="all"> <title>HTML | WEPICKS!</title> </head> <body> <!-- // ============ html tag ============ --> <abbr title="HyperText Transfer Protocol">HTML</abbr> は Hyper Text Transfer Protocol の略語です。<br> <abbr title="World Wide Web">WWW</abbr> は World Wide Web の略語です。<br> <abbr title="HyperText Transfer Protocol">HTTP</abbr> は HyperText Transfer Protocol の略語です。<br> <abbr title="Local Area Network">LAN</abbr> は Local Area Network の頭字語です。<br> <abbr title="Small Office / Home Office">SOHO</abbr> は Small Office / Home Office の頭字語です。<br> <!-- ============ html tag ============ // --> </body> </html> |
属性
主要属性
属性 | タグ(要素) | 値について |
---|---|---|
title | グローバル属性 | テキストで要素の補足説明 |
要素の補足情報を指定します。PC ブラウザーでは、マウスオーバー時にツールチップとしてその属性値が表示されます。 書式 <タグ名 title="値"> 値の例 補足情報 |
グローバル属性
グローバル属性はすべての タグ(要素)で使用可能な属性です。
属性 | タグ(要素) | 値について |
---|---|---|
accesskey | グローバル属性 | 任意の半角英数字1文字 ※大文字小文字区別 |
要素にアクセスキー(ショートカットキー)を割り当て、キーボード操作でアクティベート、または、フォーカスできるようにする。 書式 <タグ名 accesskey="値"> 値の例 半角英数字 | ||
autocapitalize | グローバル属性 | 入力文字列の先頭大文字化 |
ユーザーによって入力/編集されたとき、入力文字列が自動的に大文字化されるかどうか、どのように行われるかを制御します。 書式 <タグ名 autocapitalize="値"> 値の例 off/none on/sentences words characters | ||
class | グローバル属性 | クラス名 |
要素にクラス名を指定します。半角スペースで区切ることで複数のクラス名を指定できます。 書式 <タグ名 class="値"> 値の例 クラス名 | ||
contentEditable | グローバル属性 | 編集の 可・不可 |
要素の内容の編集が 可・不可 であるかを指定します。 書式 <タグ名 contentEditable="値"> 値の例 true false | ||
contextmenu | グローバル属性 | コンテクストメニュー menu要素のid属性の値 |
要素のコンテキストメニューを指定します。コンテキストメニューとして機能する menu要素 の ID を指定する属性です。 書式 <タグ名 contextmenu="値"> 値の例 | ||
data-* | グローバル属性 | カスタムデータ属性 |
HTML要素にカスタム属性が添付し、要素にオリジナル拡張データを格納するための指定です。 書式 <タグ名 data-*="値"> 値の例 | ||
dir | グローバル属性 | テキストの方向性 |
要素内テキストの文字方向を指定します。指定できる値は ltr (Left-To-Right) または rtl (Right-To-Left) です。 書式 <タグ名 dir="値"> 値の例 ltr rtl auto | ||
draggable | グローバル属性 | ドラックの 可・不可 |
要素のドラックを 可・不可 であるかを指定します。 書式 <タグ名 draggable="値"> 値の例 true false | ||
dropzone | グローバル属性 | 種類と処理方法 |
要素をドロップ可能な領域として指定し、ドロップ時に種類としてファイル(file:)、テキスト(string:)、処理としてコピー(copy)、移動(move)、リンク(link)などを指定します。 書式 <タグ名 dropzone="値"> 値の例 string:copy string:move string:link file:copy file:move file:link | ||
hidden | グローバル属性 | 要素非表示 |
要素を非表示に指定します。 書式 <タグ名 hidden="hidden"> <タグ名 hidden=""> <タグ名 hidden> 値の例 hidden "" | ||
id | グローバル属性 | id名 |
要素にid名を指定します。クラス名とは異なりid名の値はドキュメント中で一意の固有名とします。 特定の要素へスタイルを設定するために CSS と共によく使われます。この属性の値は一位でなければなりません。 書式 <タグ名 id="値"> 値の例 id名 | ||
itemid | グローバル属性 | id名 |
要素に HTML Microdata(構造化データ)のアイテム(処理項目)の範囲が指定された場合に、itemtype属性 でデータの種類を指定しますが、さらに詳細の識別子がある場合、itemid属性 で指定します。 ※HTML文書に構造化データとしての意味を持たせる属性群の1つです。item関連の属性を付与された要素では、Microdata として処理が可能で、他の言語などから抽出などの処理が可能になります。 書式 <タグ名 itemid="値"> 値の例 id名 | ||
itemref | グローバル属性 | itemref名 |
要素に HTML Microdata(構造化データ)のアイテム(処理項目)の範囲が指定された場合に、その範囲外との関連付けを指定します。通常は、itemscope属性 で指定した範囲内が対象となりますが、itemscope属性 で指定した範囲外で関連性のあるデータがある場合、itemref属性 で関連付けます。 ※HTML文書に構造化データとしての意味を持たせる属性群の1つです。item関連の属性を付与された要素では、Microdata として処理が可能で、他の言語などから抽出などの処理が可能になります。 書式 <タグ名 itemref="値"> 値の例 itemref名 | ||
itemscope | グローバル属性 | itemscope |
要素に HTML Microdata(構造化データ)のアイテム(処理項目)の範囲を示します。要素に itemscope属性 が指定されている場合、ここから Microdata を扱うという宣言にもなります。 ※HTML文書に構造化データとしての意味を持たせる属性群の1つです。item関連の属性を付与された要素では、Microdata として処理が可能で、他の言語などから抽出などの処理が可能になります。 書式 <タグ名 itemscope="itemscope"> <タグ名 itemscope> 値の例 itemscope | ||
itemtype | グローバル属性 | itemtypeの種類 |
要素に HTML Microdata(構造化データ)のアイテム(処理項目)の種類を示します。itemscope属性 で Microdata(構造化データ) の範囲を指定した場合に、データの種類を指定します。 ※HTML文書に構造化データとしての意味を持たせる属性群の1つです。item関連の属性を付与された要素では、Microdata として処理が可能で、他の言語などから抽出などの処理が可能になります。 書式 <タグ名 itemtype="値"> 値の例 https://schema.org/Person http://schema.org/WebPage | ||
itemprop | グローバル属性 | itemprop名 |
要素に HTML Microdata(構造化データ)のアイテム(処理項目)のプロパティを指定します。itemscope属性 で Microdata(構造化データ) の範囲を指定した場合に、範囲内のデータのプロパティを指定します。プロパティにより、範囲内の各要素の詳細データ内容が識別できます。プロパティの意味は、 itemscope属性 と同時に指定してある itemtype属性 で指定した内容によって判断されます。 ※HTML文書に構造化データとしての意味を持たせる属性群の1つです。item関連の属性を付与された要素では、Microdata として処理が可能で、他の言語などから抽出などの処理が可能になります。 書式 <タグ名 itemprop="値"> 値の例 itemprop名 | ||
lang | グローバル属性 | 言語コード |
HTMLドキュメントや要素の言語を指定します。en(英語)、ja(日本語)、zh(中国語)など 書式 <タグ名 lang="値"> 値の例 en ja | ||
nonce | グローバル属性 | ワンタイムトークン(base64-value) |
HTMLドキュメント内のスクリプトの実行の有無を指定します。コンテンツセキュリティポリシーCSP(Content Security Policy)に則ります。クロスサイトスクリプティング(XSS)などの攻撃からWebサイトを保護する仕組みの一環です。 書式 <タグ名 nonce="値"> 値の例 YmFzZTY0LXZhbHVl | ||
slot | グローバル属性 | 割り当て名 |
要素に影のDOMを追加します。通常のDOMの裏に別のDOMを隠すことが出来ます。 書式 <タグ名 slot="値"> 値の例 slot割り当て名 | ||
spellcheck | グローバル属性 | スペルチェックの有・無 |
要素の内容のスペルチェックの有無を指定します。 書式 <タグ名 spellcheck="値"> 値の例 true false | ||
style | グローバル属性 | プロパティと値でスタイルを指定 |
要素にスタイルを指定します。CSSプロパティとその値を指定します。「 ; (セミコロン)」で区切って複数のスタイルを記述することが出来ます。 書式 <タグ名 style="プロパティ:値;"> 値の例 width:100%; margin:10px; | ||
tabindex | グローバル属性 | 順序を指定する + - 整数値 |
Tabキーが押された時、要素がフォーカスさせる優先順位を指定します。ブラウザの設定より優先されます。 書式 <タグ名 tabindex="値"> 値の例 + - 整数値 | ||
title | グローバル属性 | テキストで要素の補足説明 |
要素の補足情報を指定します。PC ブラウザーでは、マウスオーバー時にツールチップとしてその属性値が表示されます。 書式 <タグ名 title="値"> 値の例 補足情報 | ||
translate | グローバル属性 | 翻訳の有・無 |
要素の翻訳の有無を指定します。 書式 <タグ名 translate="値"> 値の例 yes no |
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日付
投稿日:2018年6月26日
最終更新日:2018年11月09日
最終更新日:2018年11月09日
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