PHPリファレンス
UPDATE:2019年05月16日
PHPの定義済み変数
PHP4.1以上 PHP5 PHP7
1 Minute Note
- PHPの定義済み変数(=スーパーグローバル変数)
- $GLOBALS(グローバル変数)グローバルスコープで使用可能なすべての変数への参照
- $_SERVER(サーバー変数)サーバ情報および実行時の環境情報
- $_GET(ゲット変数)HTTP GET 変数
- $_POST(ポスト変数)HTTP POST 変数
- $_FILES(ファイル変数)HTTP ファイルアップロード変数
- $_REQUEST(リクエスト変数)HTTP リクエスト変数
- $_SESSION(セッション変数)セッション変数
- $_ENV(環境変数)環境変数
- $_COOKIE(クッキー変数)HTTP クッキー
定義済み変数(=スーパーグローバル変数)
PHPには定義済みの変数が多く用意されています。これらはスーパーグローバル変数と呼ばれます。これらの変数はそれぞれ利用方法や機能が異なり、外部から渡される変数や、組み込みの環境変数、直近のエラーメッセージや最後に取得したヘッダ情報など、あらゆる内容が取得できます。
スーパーグローバル変数は、スクリプトコード中すべての場所で使用することができます。「変数」の項で説明しましたが、通常、変数には有効範囲などのルールがあります。このルールは、PHPにおいて変数のスコープという宣言の場所とそれによる有効範囲として定められています。スコープには、「グローバルスコープ」「ローカルスコープ」「スタティック変数」の3種類ありますが、これらすべてのスコープを持っているのがスーパーグローバル変数です。
変数のスコープについてはこちらを参照下さい。
スーパーグローバル変数は連想配列として使用します。連想配列は「配列」の項で説明しますが、名前(key)と値をセットで保存する配列のことです。
PHPの定義済み変数(=スーパーグローバル変数)
$GLOBALS (グローバル変数) | ・グローバルスコープで使用可能なすべての変数への参照 ・連想配列として使用 |
---|---|
$_SERVER (サーバー変数) | ・サーバ情報および実行時の環境情報 ・連想配列として使用 |
$_GET (ゲット変数) | ・HTTP GET 変数 ・連想配列として使用 |
$_POST (ポスト変数) | ・HTTP POST 変数 ・連想配列として使用 |
$_FILES (ファイル変数) | ・HTTP ファイルアップロード変数 ・連想配列として使用 |
$_REQUEST (リクエスト変数) | ・HTTP リクエスト変数 ・連想配列として使用 |
$_SESSION (セッション変数) | ・セッション変数 ・連想配列として使用 |
$_ENV (環境変数) | ・環境変数 ・連想配列として使用 |
$_COOKIE (クッキー変数) | ・HTTP クッキー ・連想配列として使用 |
その他
$php_errormsg | 直近のエラーメッセージ |
$HTTP_RAW_POST_DATA | 生の POST データ |
$http_response_header | HTTP レスポンスヘッダ |
$argc | スクリプトに渡された引数の数 |
$argv | スクリプトに渡された引数の配列 |
$php_errormsg
$php_errormsg は、PHP によって発せられた 最後のエラーメッセージのテキストを格納する変数です。 エラーが発生したスコープ内、かつ track_errors 設定オプションが オン (デフォルトはオフ) にセットされている場合にのみ有効です。 この変数は、track_errors が php.ini で有効になっている場合にのみ使用可能です。
ユーザ定義のエラーハンドラ (set_error_handler()) が設定されている場合は、$php_errormsg はエラーハンドラが FALSE を返した場合にのみ設定されます。
ユーザ定義のエラーハンドラ (set_error_handler()) が設定されている場合は、$php_errormsg はエラーハンドラが FALSE を返した場合にのみ設定されます。
$HTTP_RAW_POST_DATA
$HTTP_RAW_POST_DATA — 生の POST データ
$HTTP_RAW_POST_DATA には生の POST データが格納されます。 always_populate_raw_post_data()
$HTTP_RAW_POST_DATA には生の POST データが格納されます。 always_populate_raw_post_data()
$http_response_header
$http_response_header 配列は get_headers() 関数と似ています。 HTTP ラッパー を使用する際に、$http_response_header に HTTP レスポンスヘッダが格納されます。 $http_response_header は ローカルスコープ で作成されます。
$argc
コマンドラインから実行したときに、 現在のスクリプトに渡された引数の数が含まれます。 スクリプトのファイル名は、常にスクリプトへの引数として渡されます。 したがって、$argc の最小値は 1 です。 この変数は、register_argc_argv が無効になっている場合には使えません。
$argv
コマンドラインから実行したときに、 現在のスクリプトに渡されたすべての引数の配列が含まれます。 最初の引数 $argv[0] は常に、スクリプトの実行に使う名前となります。 この変数は、register_argc_argv が無効になっている場合には使えません。
タグ(=記事関連ワード)
タグ: $GLOBALS, $_COOKIE, $_ENV, $_FILES, $_GET, $_POST, $_REQUEST, $_SERVER, $_SESSION, PHP, スーパーグローバル, 変数のスコープ, 定義済み変数
日付
公開日:2017年3月22日
最終更新日:2019年05月16日
最終更新日:2019年05月16日
このカテゴリの他のページ
この記事へのコメント
トラックバックurl
https://wepicks.net/phpref-superglobalhensu/trackback/