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UPDATE:2024年09月05日

Python 文字列 -入門編-

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Python3


プログラムでは文字列を多く扱います。Python においてもそれは変わりません。プログラミングを作文と表現することもあり、数値を操作する数学的な要素と同様に文字列の扱いは大切な要素となります。

Python の文字列

Python で 文字列 を表示させるには、「 "(ダブルクォート)」か「 '(シングルクォート)」で文字列を囲います。
※print による出力は Python2 までは print "abcdef" だったのに対して、 Python3 では print ("abcdef") となります。

実行結果
Hello,world!
Hello,world!

複数行の表示

「"(ダブルクォート)」や「'(シングルクォート)」を3個並べて文字列を囲むことで複数行の文字列を扱うことが出来ます。

実行結果
There is always light behind the clouds.
Change before you have to.
If you can dream it, you can do it.

日本語の表示

coding を shift_jis に指定します。

実行結果
こんにちは!
こんにちは!

文字列 へ型変換

文字列 へ型変換を行うには str()関数 を使用します。

実行結果
<class 'int'>
<class 'str'>

intTest は最初、数値の100を代入しているので、データ型は int になります。その後、str()関数 で型変換させて、intTest に再代入して、型を確認すると str となります。

文字列の操作

文字列に対して様々な操作が可能です。連結、繰り返し、検索、サイズ調査、分割、統合、置換、大文字小文字の操作、などを紹介します。

文字列の連結

文字列の連結は「 + 」演算子を使用します。文字列リテラル(リテラルとは値そのもののこと)や文字列変数を連結させることが出来ます。

実行結果
Hello,world!
whale,carrion crow,frog

文字列の繰り返し

「 * 」演算子で文字列の繰り返しを指定できます。

実行結果
aaa aaa
bbb bbb bbb
ccc ccc ccc ccc

文字列の検索

文字列の始まりを検索( startswith()関数 )、文字列の終わりを検索( endswith()関数 )、文字列の中の任意の文字を検索( inステートメント )、など、文字列に対して様々な検索機能が用意されています。
startswith()関数、endswith()関数、inステートメント では、条件にマッチすると True を返し、マッチしないと False を返します。True や False は論理型(bool型)の論理値です。プログラム中で真偽を表す値です。True False は頭文字が大文字です。

実行結果
True
True
True
False

文字列の大きさを調べる

文字列のサイズを調べるには len()関数 を利用します。

実行結果
12

文字列の分割

文字列を分割するには split()関数 を使用します。この関数では、分割するためのセパレータを指定します。例では「,」がセパレータとなっています。分割に成功するとリスト(list)形式で値が返ってきます。

実行結果
['Hello', 'world!']

文字列の結合

文字列の結合は join()関数 を使用します。リスト(list)形式の文字列を結合します。split()関数 の逆の作用です。

実行結果
['Hello', 'world!']
Hello,world!

文字列の置換

文字列の置換は replace()関数 を使用します。置換前の文字列と置換後の文字列を指定します。置換回数を指定することもできます。回数を省略すると置換は一回のみとなります。

実行結果
Hello,japan!
Hello,japan! Hello,japan! Hello,world!

文字列の大文字小文字

upper()ですべて大文字、lower()ですべて小文字、title()で単語の先頭文字のみ大文字、swapcase()で大文字と小文字を逆転。

実行結果
MY LIFE DIDN'T PLEASE ME, SO I CREATED MY LIFE.
my life didn't please me, so i created my life.
My Life Didn'T Please Me, So I Created My Life.
MY LIFE DIDN'T PLEASE ME, SO I CREATED MY LIFE.

エスケープシーケンス

特殊な文字をただの文字列として扱いたい場合や、ある文字列を特別な意味にする場合など、その文字の前に「\ (バックスラッシュ)」を配置します。

' ・・・ ' シングルクォート で囲っている文字列中に「 ' 」がある場合、「 ' 」の前に 「\ (バックスラッシュ)」を配置します。このようにすることで、' はただの文字列として扱われます。このようにしないと、文字列中に出てくる 「 ' 」が文字列の終わりを意味することになってしまいます。

didn't → didn\'t

実行結果
my life didn't please me, so i created my life.

「 \n 」は、改行を意味するコードです。nの前に「\ (バックスラッシュ)」を配置することで、特別な意味になります。

実行結果
A
B
C
D

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日付

投稿日:2017年9月4日
最終更新日:2024年09月05日

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