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UPDATE:2019年11月11日

PHP の キャスト演算子

PHP の キャスト演算子 | wepicks!
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1 Minute Note

  • キャスト演算子 は 右辺オペランドのデータ型を指定した型に変換する
(string)(int) (integer)
(float) (real)(bool) (boolean)
(array)(object)
(unset)
PHPにはデータ型を変換(キャスト)する演算子が用意されています。これらの演算子をキャスト演算子と言います。


キャスト演算子とは

POINT

  • キャスト演算子右辺オペランドのデータ型を指定した型に変換する

キャスト演算子は、右辺オペランドを特定の型で扱うことが出来ます。この演算子で指定した値の型をキャスト(変換)することが出来ます。演算子の右にオペランドを配置します。

オペランドとは演算子の対象となる値のことです。

以下の例では 「'(シングルクォート)」で囲んでいる '10' は文字列型として扱われます。「"(ダブルクォート)」や「'(シングルクォート)」で囲むと文字列型となります。文字列型をキャスト演算子 (int) で整数型へ変換します。

結果は

string
integer

となります。

PHPでは半角スペースや改行は無視されるので、以下は同じ意味になります。

※括弧の中ではタブとスペースを使用することが出来ます。

PHPは型付けの弱い言語

型のジャグリング

PHPは型付の弱い言語で、型を宣言せずとも、変数を定義することが出来ます。その際、PHPは規則に応じてデータ型の変換を自動で行います。このような自動的に行われるデータ型の変換のことを型のジャグリングと言います。型のジャグリングについてはこちら。ジャグリングは便利な機能ですが、意図的に特定の型として処理することがあります。そのような場合、キャスト演算子が利用できます。

キャスト演算子の種類

POINT

(string)(int) (integer)
(float) (real)(bool) (boolean)
(array)(object)
(unset)

キャスト演算子の種類、優先順位、結合時の評価です。すべての演算子の種類や優先順位はこちらを参照下さい。

演算子名前優先順位結合時の評価結果
(string)キャスト1right(string) $a指定したオペランド $a を文字列型として扱う。
(int)(integer)キャスト1right(int) $a指定したオペランド $a を整数型として扱う。
(float)(real)キャスト1right(float) $a指定したオペランド $a を浮動小数点型として扱う。
(bool)(boolean)キャスト1right(bool) $a指定したオペランド $a を論理型として扱う。
(array)キャスト1right(array) $a指定したオペランド $a を配列型として扱う。
(object)キャスト1right(object) $a指定したオペランド $a をオブジェクト型として扱う。
(unset)キャスト1right(unset) $a指定したオペランド $a をNULL型として扱う。

結果は

string
integer
boolean
double
array
object
NULL

となります。

サンプルコード

– サンプル Click Here ! –

実行結果
キャスト演算子
string
string(2) "10"


integer
int(10)


boolean
bool(true)


double
float(1)


array
array(1) { [0]=> float(1) }


object
object(stdClass)#1 (1) { ["0"]=> float(1) }


NULL
NULL

– サンプル Click Here ! –


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日付

公開日:2019年10月14日
最終更新日:2019年11月11日

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