PHPリファレンス
UPDATE:2020年07月06日
PHP の 配列型(array)について
PHP4.3 PHP5 PHP7
1 Minute Note
- 配列型 とは 複数の値を一括して管理 できる型
- 配列型 の種類は 複合型
- 配列型 は [ ] か array()関数 を使用して作成
- 数値インデックス の 配列 は キー が 数値
- 連想配列 の 配列 は キー が 文字列
- 配列型 のチェックは is_array() 関数 で行う
配列型 は1つの変数(配列型の変数を配列変数とも言う)に複数のデータを格納できるデータ型です。
配列型とは
POINT
- 配列型 とは 複数の値を一括して管理 できる型
- 配列型 の種類は 複合型
配列を使用すると1つの変数に複数の値を持たせることができます。配列は幾つかの値を一括して管理するのに使用します。配列型の変数では、すべてのデータ型の値を扱うことが可能です。配列についての詳細はこちらを参照下さい。
数値インデックスの配列作成
POINT
- 配列型 は [ ] か array()関数 を使用して作成
- 数値インデックス の配列は キー が 数値
数値インデックスの配列を作ってみましょう。配列の「キー」には「数値」が使用されます。「キー」を指定しない場合はPHPが自動的に「数値キー」を割り振ります。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 | <!-- サンプルコード --> <?php //1 $aName[0] = '斉藤'; $aName[1] = '山田'; $aName[2] = '鈴木'; echo $aName[0],$aName[1],$aName[2]; //2 $aName[] = '斉藤'; $aName[] = '山田'; $aName[] = '鈴木'; echo $aName[0],$aName[1],$aName[2]; //3 array()コンストラクタ関数を使用して作成 $aName = array('斉藤','山田','鈴木'); echo $aName[0],$aName[1],$aName[2]; ?> |
1 2 3 は全て同じ意になります。変数$aNameには何れも同じ配列データが格納されています。
インデックスに数値が使用されているので数値インデックスの配列になります。
結果は
斉藤山田鈴木
となります。
文字列インデックスの連想配列作成
POINT配列型は [ ] か array()関数 を使用して作成 連想配列 の配列は キー が 文字列
インデックスに文字列を使用した連想配列を作ってみましょう。配列の「キー」には「文字列」が使用されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | <!-- サンプルコード --> <?php //1 $aName['saitou'] = '斉藤'; $aName['yamada'] = '山田'; $aName['suzuki'] = '鈴木'; echo $aName['saitou'],$aName['yamada'],$aName['suzuki']; //2 $aName = array('saitou' => '斉藤','yamada' => '山田','suzuki' => '鈴木'); echo $aName['saitou'],$aName['yamada'],$aName['suzuki']; ?> |
1 2 は同じ意になります。変数$aNameには何れも同じ配列データが格納されています。
インデックスに文字列が使用されているので連想配列になります。
結果は
斉藤山田鈴木
となります。
上記例でも確認できますが、PHPの配列は値をキーに関連付けます。 数値インデックスであれば、数値キーが値に関連付いています。連想配列であれば、文字列キーが値に関連付いています。
配列であるか調べる
POINT
- 配列型 のチェックは is_array() 関数 で行う
ある値が配列かどうか調べるには is_array()関数 を使用します。
1 2 3 4 5 | <!-- サンプルコード --> <?php $aAarray= array('helle',10,true); if(is_array($aAarray) === TRUE) echo '配列型です。'; ?> |
結果は
配列型です。
となります。
php is_array() 書式
bool TRUE か FALSE = is_array(mixed $var);
bool TRUE か FALSE = is_array(mixed $var);
説明 | 変数のデータ型が配列型かどうかチェックする | |
---|---|---|
引数 | mixed $var | データ型を調べる変数 |
返り値 | bool | 変数が配列型の場合:TRUE、変数が配列型ではない場合:FALSE |
サンプル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | <?php $isArray = array('a', 'b', 'c'); echo is_array($isArray) ? "配列です。<br>\n" : "配列ではありません。<br>\n"; //配列です。 $notArray = 'abc'; echo is_array($notArray) ? "配列です。<br>\n" : "配列ではありません。<br>\n"; //配列ではありません。 ?> |
データ型の種類
POINT
PHPには8種類のデータ型があります。文字列型、整数型、浮動小数点数型、論理型、配列型、オブジェクト型、リソース型、NULLです。そして、それらのデータ型は、スカラー型と複合型と特殊型に分けられます。 スカラー型は単一の値で作られている型です。文字列、整数、浮動小数点数、論理値がそれに当たります。 複合型(コレクション型)は複数の値で作られている型です。配列とオブジェクトがそれに当たります。 特殊型はリソースとNULLです。- PHPの8つのデータ型:
- PHPの3のデータ種類:
字列型(string)
整数型(integer)
浮動小数点数型(float)(double)
論理型(boolean)
配列型(array)
オブジェクト型(object)
リソース型(resource)
NULL(null)
(スカラー型)
(スカラー型)
(スカラー型)
(スカラー型)
(複合型)
(複合型)
(特殊型)
(特殊型)
スカラー型
(文字列型)
(整数型)
(浮動小数点数型)
(論理型)
複合型
(配列型)
(オブジェクト型)
特殊型
(リソース型)
(NULL)
データ型の表
型名 | 種類 | 例 | |
---|---|---|---|
文字列型 | string | スカラー型 | 'Hello World!!' "我思う、ゆえに我あり" |
整数型 | integer | スカラー型 | 1、2020、-588、+98 8進数 16進数 |
浮動小数点数型 | float(double) | スカラー型 | 1.4142、-0.18 |
論理型 | boolean | スカラー型 | TRUE | FALSE (true false) (大文字・小文字を区別しない) |
配列型 | array | 複合型 | array('name','address') |
オブジェクト型 | object | 複合型 | $oObj = new ClassName(); |
リソース型 | resource | 特殊型 | resource |
ヌル型 | null | 特殊型 | NULL | null | Null (大文字・小文字を区別しない) |
サンプルコード
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 | <!-- サンプルコード --> <h3>配列型</h3> ・数値インデックス配列<br> <?php //1 $aName[0] = '斉藤'; $aName[1] = '山田'; $aName[2] = '鈴木'; echo $aName[0],$aName[1],$aName[2]; ?> <br><br> ・数値インデックス配列<br> <?php //2 $aName[] = '斉藤'; $aName[] = '山田'; $aName[] = '鈴木'; echo $aName[0],$aName[1],$aName[2]; ?> <br><br> ・数値インデックス配列<br> <?php //3 $aName = array('斉藤','山田','鈴木'); echo $aName[0],$aName[1],$aName[2]; ?> <br><br> ・連想配列<br> <?php //1 $aName['saitou'] = '斉藤'; $aName['yamada'] = '山田'; $aName['suzuki'] = '鈴木'; echo $aName['saitou'],$aName['yamada'],$aName['suzuki']; ?> <br><br> ・連想配列 array()コンストラクタ関数を使用<br> <?php //2 $aName = array('saitou' => '斉藤','yamada' => '山田','suzuki' => '鈴木'); echo $aName['saitou'],$aName['yamada'],$aName['suzuki']; ?> <br><br> |
実行結果
配列型
・数値インデックス配列
斉藤山田鈴木
・数値インデックス配列
斉藤山田鈴木
・数値インデックス配列
斉藤山田鈴木
・連想配列
斉藤山田鈴木
・連想配列 array()コンストラクタ関数を使用
斉藤山田鈴木
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日付
公開日:2017年3月18日
最終更新日:2020年07月06日
最終更新日:2020年07月06日
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