UPDATE:2024年09月06日
PHP の html 記述方法
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PHP の 記述方法簡単まとめ
- <?php ・・・ ?>
- <script language="PHP"> ・・・ </script>※PHP7.0で削除
- <? ・・・ ?>
- <% ・・・ %>※PHP7.0で削除
- <?= 式 ?>
1.PHPの記述方法
- 開始タグ:「 <?php 」 と 終了タグ:「 ?> 」
PHPコードをHTML内に記述するには、PHPコードを記述する箇所を開始タグ:「 <?php 」 と 終了タグ:「 ?> 」 で囲みます。
開始タグと終了タグで囲まれた中にPHPコードを記述するとサーバーがPHPコードとして実行します。つまり、「ここからここまでPHPで記述しますよ」という宣言になります。開始タグ と 終了タグ で囲まれた箇所以外はPHPコードとして認識されないので、通常のHTMLを記述することが出来ます。
1 2 3 4 | <!-- サンプルコード --> HTML <?php PHPコードの記述 ?> HTML |
このように記述することで、”PHPモード” の切り替えを行うことが出来ます。この 開始タグ:「 <?php 」 と 終了タグ:「 ?> 」 で囲まれた部分に PHPコード を記述することによって、サーバー側がPHPコードを認識し、記述されたスクリプトが実行され結果を取得することが出来ます。PHPモードの切り替えが容易にできるので、PHPコードをHTMLへ埋め込むことは非常に簡単です。
<例>
1 2 3 4 5 6 7 | <!-- サンプルコード --> <html> <body> 計算します。<br> <?php echo 100*100; ?> </body> </html> |
結果は
10000
となります。
例では、PHPの 開始タグ:「 <?php 」 と 終了タグ:「 ?> 」 に囲まれた部分が、PHPコードとして実行されることによって、100*100 の演算が行われ、計算結果が echo で出力されています。「計算します。」とう文字はHTMLとしてそのまま表示されます。
2.開始タグ と 終了タグ の種類
4種類 + 1種類 の開始タグと終了タグ
- <?php ・・・ ?>
- <script language="PHP"> ・・・ </script>※PHP7.0で削除
- <? ・・・ ?>
- <% ・・・ %>※PHP7.0で削除
- <?= 式 ?>
PHPの開始タグと終了タグの記述方法は全部で4種類あります。最も一般的な記述方法は上記で説明した「<?php ・・・ ?>」ですが、他の種類もありますので確認してみましょう。
2-1. <?php ・・・ ?> 標準的なPHPの記述方法
1 2 | <!-- サンプルコード --> <?php PHPコードの記述 ?> |
標準的なPHPの記述方法です。最も多く使用されていて、推奨されています。この記述方法が最もよいでしょう。
<例>
1 2 3 4 | <!-- サンプルコード --> <?php echo '標準的なPHPの記述方法'; ?> |
結果は
となります。
2-2. HTML形式でPHPを記述する方法
「<script language=”PHP”>」の記述方法は PHP7.0 で使用できなくなりました。
1 2 | <!-- サンプルコード --> <script language="PHP">PHPコードの記述</script> |
これはHTML形式でPHPを記述する方法です。JavaScriptもこの形式で記述されています。
<例>
1 2 3 4 | <!-- サンプルコード --> <script language="PHP"> echo 'HTML形式でPHPを記述する方法'; </script> |
結果は
となります。
2-3. <? ・・・ ?>で記述する方法
1 2 | <!-- サンプルコード --> <? PHPコードの記述 ?> |
<?php ・・・ ?>の短縮形で記述する方法です。ASPなどの形式と一緒です。この方法で記述するには、PHP設定ファイル「php.ini(PHPディレクティブ)」の設定が必要です。short_open_tag が On になっている必要があります。
php.iniの設定内容を確認するには、phpinfo()関数を使用します。この関数を実行すると現在の設定内容を閲覧することが出来ます。サーバーの初期設定によっては使用できない場合がありますので注意して下さい。
<例>
1 2 3 4 | <!-- サンプルコード --> <? echo '短縮形で記述する方法'; ?> |
結果は
となります。
※この記述方法は、PHP設定ファイル「php.ini(PHPディレクティブ)」の内容に影響を受けるため、サーバーを移行した場合などに、移行先の設定が変わることでコードエラーが発生する可能性があります。
2-4. <% ・・・ %>で記述する方法
「php.ini(PHPディレクティブ)」の設定 asp_tags は PHP7.0 で削除されました。
1 2 | <!-- サンプルコード --> <% PHPコードの記述 %> |
<?php ・・・ ?>の短縮形で記述する方法です。PHP設定ファイル「php.ini(PHPディレクティブ)」の設定が必要です。asp_tags(asp_tags は PHP7.0 で削除されました。) が On になっている必要があります。php.iniの設定内容を確認するには、phpinfo()関数を使用します。この関数を実行すると現在の設定内容を閲覧することが出来ます。サーバーの初期設定によっては使用できない場合がありますので注意して下さい。
<例>
1 2 3 4 | <!-- サンプルコード --> <% echo '短縮形で記述する方法'; %> |
結果は
となります。
※この記述方法は、PHP設定ファイル「php.ini(PHPディレクティブ)」の内容に影響を受けるため、サーバーを移行した場合などに、移行先の設定が変わることでコードエラーが発生する可能性があります。
2-5. その他 <?= 式 ?>で記述する方法
1 2 | <!-- サンプルコード --> <?= 式 ?> |
上記の4種類の他に<?= 式 ?>の短縮形で記述する方法があります。PHPで言う式というのは、値があるもののことです。詳しくは「PHPの式」の項で説明します。
簡単な値を得たい場合などにはとても便利な方法です。
<例>
1 2 | <!-- サンプルコード --> <?= '短縮形で記述する方法'; ?> |
結果は
となります。
<例>
1 2 3 | <!-- サンプルコード --> 計算:<?= 1+1 ?> こんにちは、<?= $name ?>さん |
上記は、
1 2 3 | <!-- サンプルコード --> 計算:<?php echo 1+1; ?> こんにちは、<?php echo $name; ?>さん |
と同じ意味になります。
この短縮形を使用するには、PHP設定ファイル「php.ini(PHPディレクティブ)」の設定が必要です。short_open_tag が On になっている必要があります。php.iniの設定内容を確認するには、phpinfo()関数を使用します。この関数を実行すると現在の設定内容を閲覧することが出来ます。サーバーの初期設定によっては使用できない場合がありますので注意して下さい。
※この記述方法は、PHP設定ファイル「php.ini(PHPディレクティブ)」の内容に影響を受けるため、サーバーを移行した場合などに、移行先の設定が変わることでコードエラーが発生する可能性があります。
3.サンプルコード
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 | <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>PHPの記述方法 | WEPICKS!</title> </head> <body> <h1>PHPの記述方法</h1> <h2>サンプルコード実行</h2> <div style="background-color:#f8f8f8;margin:20px; padding:20px; border:solid #cccccc 1px;"> <!-- // =========================== ここから =========================== --> <?php echo '標準的なPHPの記述方法<br>'; ?> <? echo '短縮形で記述する方法<br>'; ?> <?= '短縮形で記述する方法<br>'; ?> <!-- =========================== ここまで =========================== // --> </div> </body> </html> |
短縮形で記述する方法
短縮形で記述する方法
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日付
最終更新日:2024年09月06日