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Last Update:2018/08/07

初心者のためのレンタルサーバーを選ぶ5つのポイント まとめ

初心者のためのレンタルサーバーを選ぶ5つのポイント | wepicks!

始めに

昨今、インターネット環境の進展とともに、レンタルサーバー(主に共用サーバーを指します)のサービス内容も益々充実してきました。サービス提供事業者も多く存在し、価格、機能、サービス、付加価値などあらゆる側面でお互いに差別化を図り、激しい顧客取得競争を展開しています。

サービスの充実に伴いレンタルサーバーでは、多くの機能が提供され複数のサービスやプランが用意されるようになりました。喜ばしいことなのですが、一方で初心者の方には意味の分からない単語なども多く目につき、初めてレンタルサーバーを検討される方にとって、レンタルサーバー選びは混乱を引き起こす悩みの種となっているかもしれません。

レンタルサーバーを利用してみたいけど、そもそもレンタルサーバーって何?、誰が利用するの?何ができるの?料金は幾ら位?、容量とかCGIとかPHPとか色々な機能が紹介されているけど良く分からない、サポートはあるの?などなど疑問は尽きないことと思います。そこで、レンタルサーバーを操作し続けて13年の経験者が「レンタルサーバーを選ぶ5つのポイント」を纏めてみました。

レンタルサーバーとは?

レンタルサーバーとは、共用サーバーやホスティングサーバーとも言い、インターネットへの情報発信用に構築されたサーバーマシンのスペースや機能を一般に提供しているサービスの事です。ユーザーはインターネットを介し、Webブラウザを通してこのサービスを利用することが出来ます。一般的にレンタルサーバーは共用サーバーのことを指し、専用サーバー、VPS、クラウドなどは他のホスティングサービスとなります。

レンタルサーバー(共用サーバー)では、提供事業者がサーバーマシンの管理やメンテナンスをすべて行うので、契約ユーザーはサーバー管理の知識などは必要なく、事業者が用意した管理画面をWebブラウザから操作することでサーバーに指示を出すことが出来ます。

レンタルサーバーを利用することで、独自のホームページやブログ、オンラインショッピングサイトなどを立ち上げてインターネット上に公開したり、幾つもの自社用・自分専用メールアドレスを作ったりすることが出来ます。その他にも活用次第で多くのWebサービスが実現できます。

最近では差別化を図るため、サーバー機能だけではなく、ブログ構築サービスやWebメーラー(メールをWebブラウザから操作するWebアプリケーション)、ショッピングカート、Webファイルマネージャー(サーバーのファイルをWebブラウザから操作するWebアプリケーション)などといった便利なWebアプリケーションなども提供されています。

POINT 1.機能

レンタルサーバー(共用サーバー)では様々機能やサービスが提供されています。ホスティング業者HPのプラン紹介ページや機能一覧ページなどを閲覧すると、細かい内容がズラーッと掲載されていると思います。各機能やサービスが何を意味しているのか良く分からない方もいるでしょう。そこで、注目すべき機能やサービスとその内容について説明したいと思います。

主に注目する機能

  • a.容量関連
  • b.ドメイン関連
  • c.メール関連
  • d.プログラム関連
  • e.データベース関連
  • f.セキュリティー・サーバー接続関連
  • g.簡単インストール関連
  • h.管理画面関連
  • i.Webアプリケーション関連

a.容量関連

「容量」とはレンタルサーバー(共用サーバー)サービスで提供されるサーバーマシンのハードディスク(HDD)のデータ保存スペースの容量です。ディスクスペースやディスク容量とも呼びます。この容量はデータを保存する場合に使用されます。

サーバー内には、HTMLファイル、PHPなどのプログラムファイル、画像ファイル、PDFファイルなどWebサイトで使用する各種ファイル、サーバーが出力するエラーログやアクセスログなどのファイルデータ、メールの送受信データデータベースのデータなどが保存され、これらが主に容量を使用するデータになります。用途によっては音声ファイルや動画ファイルなども保存されます。

それでは、どの程度の容量が必要なのでしょうか。最近のレンタルサーバーであれば下位プランでも数GB~数十GB位程度の容量が提供され、中位以上だと数百GBと大きな容量が提供されます。このように、最近のサーバーは大容量になってきているのでそれほど気にしなくても大丈夫だと思います。数GB~数十GBあれば十分でしょう。マルチドメイン(複数のWebサイトを運営できるサービス)を利用して幾つものサイトを運営したり、ブログを何十と立ち上げたりするなど、ヘビーに使用する場合は、数十GB~数百GBが望ましいと思います。メールやデータベースで使用できる容量に個別の制限が設けられている場合もあるのでチェックしましょう。

b.ドメイン関連

・独自ドメイン
・サブドメイン
・マルチドメイン

ドメインとはインターネット上の住所のようなものです。厳密にはインターネット上のコンピューターを識別する名前のことです。世界に2つと同じドメイン名はありません。住所が重複すると困るのと一緒ですね。例えば、「yahoo.co.jp」や「google.co.jp」がドメイン名となります。ドメイン名は、一番右側が大きな分類で左側へ進むに従って小さな分類になり、「.(ドット)」で区切られています。「google.co.jp」の場合、「jp」日本の「co」営利法人用の「google」ホスト名(コンピューター名)という意味になっています。

ドメイン名はWebサイトのブランドとしての働きもします。ユーザーがWebサイトをドメイン名で覚えたり、検索エンジンやブラウザのアドレス欄に直接ドメイン名を入力して検索する場合がとても多いです。ドメイン名は覚えてもらいたい名前、覚えやすい名前、特別な意味を込めた名前などしっかりと考えて取得するようにしましょう。

レンタルサーバー(共用サーバー)でドメインに関して考えることは「独自ドメイン」「サブドメイン」「マルチドメイン」についてです。

独自ドメインについて

独自ドメインとは、ユーザー自身が任意の名前で取得するドメインのことを指します自分が使用したいドメイン名がある場合は独自ドメインが利用できなければなりません。独自ドメインは契約するホスティング業者で取得して利用する場合と、他社で取得したドメインを契約する業者に持ち込む場合と2通りあります。初心者の方はレンタルサーバー(共用サーバー)申込時に、そのホスティング業者で独自ドメインも取得して利用する形がスムーズに進むのでおすすめです。
レンタルサーバーを利用してホームページを立ち上げる場合は、是非独自ドメインを使用したいところですね。ドメイン名はWebサイトのブランドにもなりますし、独自ドメインであれば、ドメイン名を変更することなくサーバーを他のホスティング業者に引越しすることも可能です。

サブドメインについて

次にサブドメインです。サブドメインはドメインをより小さく分割してさらに細かく分類したものと考えて下さい。例えば、「auctions.yahoo.co.jp」や「shopping.yahoo.co.jp」の auctionsshoppingサブドメイン名にあたります。auctions や shopping など、yahoo.co.jp という1つの独自ドメインをサービス毎に分けてより小さい区分に分割することが出来ます。shopping や auctions のように、小さく分割したサブドメインにサブドメイン用の独自コンテンツを表示させて、1つのWebサイトとして運営することが可能です。サブドメイン機能の有無や作成制限数など、サブドメインの利用を考えている方はチェックして下さい。
また、ホスティング業者によっては無料で提供されるサブドメインが予め用意されている場合があります。例えば、ユーザーIDが「wepicks」レンタルサーバーが「ロリポップ」だった場合、提供されるサブドメインは「wepicks.lolipop.jp」となります(lolipop.jp以外に多くの種類のドメインが用意されています)。独自ドメインを用意しなくても提供されたサブドメインでホームページを公開したりメールアドレスを作成することが出来ます。ただこの場合、業者を変更するとサブドメインから成るWebサイトのURLやメールアドレスが変更してしまうことになります。例えば、ロリポップからさくらレンタルサーバーに移行した場合、「wepicks.lolipop.jp」→「wepicks.sakura.ne.jp」という具合です。独自ドメインの項で説明しましたが、ドメイン名はWebサイトのブランドになるので、名前が変わってしまうとWebサイトの利用者が離れてしまう場合があるので注意しましょう

マルチドメインについて

マルチドメインが利用可能だと、1つのサーバーで複数のWebサイトを立ち上げることが出来ます。これは非常に便利でありがたい機能です。以前は殆どのホスティング業者のレンタルサーバー(共用サーバー)では、契約1つで運用できる独自ドメインは1つでした。したがって、複数の独自ドメインのサイトを運営するには複数のレンタルサーバーの契約が必要でした。VPSや専用サーバーを利用すれば、1つの契約で複数サイトを運営することが可能ですが、サーバーの知識・運営の技術が必要です。レンタルサーバー(共用サーバー)のマルチドメインの機能を利用すれば、管理画面の簡単な操作で複数の独自ドメインを設定し、複数のWebサイトを立ち上げることが出来ます
複数の独自ドメインWebサイトの運営を検討されている方はこのサービスが必要になります。マルチドメインの有無や制限数などチェックしてみましょう。
ここで注意する必要があるのは、マルチドメインで追加した独自ドメインに対してどのようなサービスが利用できるかということです。例えば、独自ドメインにSSL暗号化通信を適応させたい場合、最初に設定した独自ドメインに対してのみしかSSLを適応できない場合があります。マルチドメインの利用を考えている方はこの部分もチェックしてみて下さい。

c.メール関連

・メールが作成できるドメイン名とメールの作成数
・メーリングリスト
・メール転送
・メールフィルタ
・ウィルスチェック
・Webメール

レンタルサーバー(共用サーバー)で提供されるメール機能は、メールアドレスを作成する基本的な機能以外にも便利な機能を提供しています。ホスティング業者によって提供される機能は異なりますが、幾つか代表的なメール関連サービスについて紹介します。

メール機能に関して主に考えることは、「メールが作成できるドメイン名とメールの作成数」「メーリングリスト」「メール転送」「メールフィルタ」「ウィルスチェック」「Webメール」などについてです。

メールが作成できるドメイン名とメールの作成数

メールアドレスはドメインサービスと密接に関係しています。なぜなら、メールアドレスは「アカウント名@ドメイン名」という形で作られているからです。従って、メールアドレスを作成できるドメイン名は、「独自ドメイン」「サブドメイン」「マルチドメイン」があり、それぞれのドメイン名において作成できるかの有無や作成数の制限があります。

メーリングリスト・メール転送

メーリングリストメール転送機能は便利なのでこれも使えるかどうかチェックしておきましょう。メーリングリストはサーバーで作成した任意のメールアドレス宛にメールを送信することで、複数の宛先へ一括してメールを送信できるサービスです。メーリングリストの作成数や一括送信できる宛先登録数には制限が設定されている場合があります。メール転送機能は、サーバーで作成したあるメールアドレス宛に送信されてきたメールを他のメールアドレスに自動送信する機能です。例えば、パソコンのメールアドレス宛に送信されたメールをスマートフォンや携帯のメールアドレス宛に送信する場合などに使用することが出来ます。転送できる宛先数に制限が設けられている場合があります。

メールフィルタ

メールフィルタ機能は、スパムメールなどの迷惑メールをサーバー側で受信拒否したり振り分けて迷惑メール専用フォルダなどに格納する機能です。迷惑メールとして弾く条件は、ホスティング業者が提供している管理画面で設定します。

ウィルスチェック

これは、ホスティング業者が提供するメールのウィルスチェックサービスです。ウィルスに感染したメールを検知・削除する機能を提供します。

Webメール、Webメーラー

Webメール或いはWebメーラーと呼称されるサービスは、メールソフト(メーラー、Outlookなど)を利用しなくてもWebブラウザ(Internet Explore、Chrome など)を通してサーバーのメールを閲覧することが出来るサービスです。Webベースのアプリケーションソフトウェアです。GmailやYahooメールのように使用できるイメージです。

d.プログラム関連

・PHP(ピーエイチピ)
・Perl(パール)
・Ruby(ルビー)
・Python(パイソン)

レンタルサーバー(共用サーバー)では、主にWebアプリケーションを開発することが出来るプログラム言語の開発・実行環境を提供します。レンタルサーバーで利用できる主なプログラム言語は、PHPPerlRubyPythonなどの言語です。これらの言語を利用することで動的なWebページが作成できます。例えば、メールフォームなどを作成することが可能で、開発次第では、掲示板、オリジナルブログ、チャット、オンラインショッピングサイト、SNSサイト、会員制サイトなど様々なWebアプリケーションやWebサイトを開発することが出来ます。

自分でプログラムが記述できなくても、プログラム言語機能が提供されていれば、フリーのソフトウェアを利用することで簡単に掲示板やアクセスカウンターなどを自分のWebサイトに設置することができます。また、WordPress、Movable Type、EC-CUBE、など人気のオープンソースソフトウェアを利用したいと考えている方も、PHPやデータベース(MySQLなど)が必要になります。利用したいと考えているソフトウェアの動作環境を確認し、必要な機能を確認してみましょう。今直ぐに利用する予定がない方でも、将来利用する可能性があると思う方はプログラムが利用できるプランを選択してみてはどうでしょうか。

e.データベース関連

・MySQL
・PostgreSQL
・SQLite

データベースとは、本来複数ユーザーで効率的に集中管理されたデータ群のことを言います。このようなデータを専門で扱うソフトウェアがあり、これをDBMS(データベース管理システム)と言います。レンタルサーバー(共用サーバー)では、このようなデータベースを扱う専門的なソフトウェアを提供してくれます。提供される主なソフトウェアは、MySQL(マイエスキューエル)PostgreSQL(ポストグレスキューエル)SQLite(エスキューライト)などです。レンタルサーバーのデータベース機能はこのソフトウェアの提供のことを指しています。

MySQLなどで構築されたデータベースは機密性が高く安全にデータを格納することが出来ます。従って、顧客情報など大切なデータを格納するのに適しています。また、膨大なデータを高速に扱うことが出来るように設計されているので、何十万、何百万というデータを格納し、格納したデータを検索したり、編集や削除などの処理を高速に行うことが出来ます。さらに複数人数によるデータの集中管理や、データへの複数同時アクセスが可能です。このような特性を活かして、多くの大切なデータを扱うWebサイトやWebアプリケーションなどのバックエンドシステムとして利用する場合が多くあります
また、最近人気のCMSなどでは、データベースを必要とする場合が殆どです。WordPressMovable TypeEC-CUBEなどを利用するにはMySQLなどのデータベースが必要になります。

レンタルサーバー(共用サーバー)では、MySQLなどで作成できるデータベースの数やデータベースの容量に制限を設けている場合があります。WebサイトやWebサービス毎にデータベースを分けたいと考えている方は複数のデータベースが必要になります。

f.セキュリティー・サーバー接続関連

レンタルサーバーとセキュリティー

レンタルサーバー(共用サーバー)で提供されるセキュリティー関連のサービスは主に、「SSL」「サーバーへの接続」「ウィルスメール対策」「WAF(ファイヤーウォール)」などとして提供されます。これらのサービスは、インターネット上での通信を暗号化によって保護したり、ウィルス検知・駆除ファイヤーウォールによる攻撃検知・防御などが主なサービスとなります。これらのサービスを活用することで、より安全にWebサイトの運営やサーバーの操作などが行えます

SSL関連サービス

SSL(Secure Sockets Layer)はインターネット上の情報通信を暗号化して安全にデータのやり取りを行うための通信方法です。これにより、第三者の「なりすまし」「改ざん」「事後否認」「盗聴」などの攻撃による被害を防止します

レンタルサーバーのSSLサービスでは、Webサイトでのやり取りメールの送受信時の情報通信暗号化することでデータを保護してくれます。

WebサイトでのSSL
Webサイトでは、個人情報やクレジットカード情報などのような機密情報を扱うWebページにおいて、SSLによる通信を行うことで安全にデータの送受信が出来ます。これにより、ユーザーがWebサイトで閲覧したり入力したりするデータを悪意のある第三者による不正取得などから保護します。
WebサイトにおいてのSSLは独自SSL共有SSLがあります。独自SSLは自分で用意したSSLサーバー証明書を利用でき、独自ドメインに対してSSLの利用が可能です。これに対して共有SSLの場合は、レンタルサーバーが用意したURLを利用することになります。共有SSLは無料で提供できますが、独自SSLは有料になります。

メール送受信でのSSL
メールの送受信時では、SMTP over SSLPOP over SSLIMAP over SSLなどのサービスによってメールデータを保護します。これらのサービスでは、メール送受信の際、サーバーとクライアント(Outlookなどのメールソフト)間の通信路をSSL暗号化通信によって保護し、メール内容の盗聴を防ぎます。POPやIMAPは、メール受信専用の通信方法(プロトコル)で、SMTPは、メール送信専用の通信方法(プロトコル)です。

サーバーへの接続方法関連サービス

レンタルサーバー(共用サーバー)の場合、サーバーへ直接接続する方法は主に2種類あります。1つ目はFTP接続などでサーバーへファイルを転送する場合に接続する方法です。2つ目はSSHなどでサーバーを遠隔操作する場合に接続する方法です。これらの接続サービスにおいて暗号化通信サービスが提供されます

サーバーへファイルを転送する場合
サーバーへファイルを転送するにはFTP接続を行います。Webサイトを作成する時、HTMLファイルや画像ファイルなどサーバーへ多くのファイルをアップロードすることになりますが、その際に接続する方法がFTP接続になります。
FTPの場合は通信が暗号化されていません所謂丸見えの状態でIDやパスワードの盗聴の危険性があります。そこで、レンタルサーバーでは安全にファイルを転送するために、SFTPFTPSといった通信を暗号化してファイルをサーバーに転送するサービスを提供します。

サーバーを遠隔操作する場合
サーバーを遠隔操作する場合に接続する方法があります。レンタルサーバーでは、Telnet(テルネット)SSH(エスエスエイチ)による接続によってサーバーを遠隔操作できます。これらの接続では、ネットワークを介してサーバーにログインし、サーバーをコマンド(キーボード入力によるコンピューターへの命令)によって遠隔操作することが出来ます。Telnetは通信が暗号化されておらず、セキュリティー上大きな問題があるため、最近ではあまり提供されていません。SSHでの通信は暗号化されており安全にサーバーの遠隔操作が行えます

ウィルスメール対策

レンタルサーバー(共用サーバー)では作成したメールアカウントに対して、ウィルスチェックを行うサービスを提供します。ウィルスチェックとは、ウィルスに汚染されたメールを検知・駆除するサービスです。これにより、パソコンやスマートフォンなどをウィルスから保護します。

WAF(ファイヤーウォール)

最近のレンタルサーバーではWAFというファイヤーウォールのサービスを提供しています。WAF(ダブリュエーエフ)とは【Web Application Firewall:ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール】略称で、ネットワークからの不正アクセスを検知・防止するファイヤーウォールですWebアプリケーションへの攻撃に対して特化されており、アプリケーションレベルでの防御を特徴としています

g.簡単インストール関連

レンタルサーバーの簡単インストール

レンタルサーバー(共用サーバー)では、人気のあるWordpress(ワードプレス)などのWebアプリケーションをサーバー管理画面から簡単にインストールして設定・公開できるサービスを提供しています。
通常 WordPress などのようなWebアプリケーションは、提供元からソフトウェアのファイルをダウンロードし、FTPソフトなどでレンタルサーバーの適切なディレクトリ(フォルダ)にアップロード、さらに、設定・インストールを行います。ですが、簡単インストール機能を利用すれば、初心者の方でも用意にインストールすることが出来ます

CMS

また、これらの人気Webアプリケーションは殆どの場合CMS機能を搭載しています。CMSは、Content Management System:コンテンツ・マネジメント・システムの略称で、Webサイトの構築や運用を専門的な知識のない人でも可能にする機能です。

通常、Webサイトを構築するには、文書や画像などのコンテンツを用意して、文字を装飾したりコンテンツをレイアウトするなどしてデザインを作成し、そうして完成したファイルをWebサーバーに送信して公開します。また、公開したWebサイトは、コンテンツの追加や更新、削除などの作業が頻繁に発生し、レイアウトやフォント装飾の変更などデザイン要素の編集も必要になります。これらの作業はHTMLやCSS、Webサーバーへのファイル転送など専門的な知識が必要です。

こうしたWebサイトの構築や運用を専門的な知識のない人でも可能にするのがCMSですCMSではWebコンテンツやデザイン要素を一元的に管理し、情報の掲載、更新、削除やデザインの変更などを行うことが出来ます

これらの作業は、Webブラウザを通してアプリケーションの管理画面へアクセスし、管理画面上ですべての操作を行うことが出来ますこのため直接ファイルを編集しなくてWebコンテンツの操作が可能です。専門的な知識を必要としない理由はこの機能にあります。

簡単インストールとCMS機能

このようにレンタルサーバーが提供するWebソフトウェアの簡単インストール機能やアプリケーション自体のCMS機能によって、Webに関する専門的な知識のない方でも容易に優れたWebサイトを構築・運営することが可能です

h.管理画面関連

管理画面とは

管理画面とはホスティング業者が提供するレンタルサーバー(共用サーバー)に指示を与える操作画面のことです。管理画面は業者によって「コントロールパネル」「専用画面」「サーバーパネル」などと呼び名が異なりますが、サーバーを操作する機能を提供することには変わりません。レンタルサーバーでは必ず管理画面が提供されます。ユーザーはWebブラウザを通して管理画面を操作することが出来ます。

管理画面の内容

通常サーバーを遠隔操作するには、専用のソフトウェアを使用してコマンドという命令文をサーバーに送信することで様々な指示を与えます。これには専門の知識が必要となり一般の方では難しい作業になります。そこでホスティング業者は、誰でもサーバーを操作できるよう簡単にサーバーへ指示を与えることが出来る管理画面を提供してくれます。ユーザーはWebブラウザを通して管理画面を表示させ、そこからサーバーを操作し、メールの作成やドメインの設定、データベースの作成など、レンタルサーバーで提供される機能に対してすべての操作を行うことが出来ます。サーバー操作だけでなく、現在の使用容量やサーバーのエラーログ、Webサイトへのアクセス解析結果など、様々な情報を管理画面で表示してくれる場合もあります。これによって、専門の知識がない一般の方でもサーバーを管理することが可能になります。

管理画面のデザイン

レンタルサーバー(共用サーバー)の場合、サーバーの操作はこの管理画面から行うことになります。従って、管理画面が充実しているとサーバーの操作が楽になります。特に初心者の方にとっては、使い易いシンプルな管理画面が良いと思います。管理画面のデザインやメニュー内容はホスティング業者によって異なるので、電子マニュアルをチェックしいたり、無料期間を利用して管理画面をチェックしてみましょう。

i.Webアプリケーション関連

Webアプリケーションとは

Webアプリケーションとはインターネットなどのネットワークを介して利用するアプリケーションソフトウェアのことです。代表的なWebアプリケーションはブログ掲示板などです。その他にもオンラインショップのショッピングカートや証券会社のオンライントレードなどもWebアプリケーションと言えます。WebアプリケーションはWebブラウザなどを通して表示や操作を行うことが可能です。

レンタルサーバー(共用サーバー)では、ホスティング業者によって便利なWebアプリケーションを提供してくれます。これは、あまりWebに詳しくない方でもWebサイトやWebサービスを公開したり、サーバー上のファイル操作やメール操作をサポートするようなアプリケーションで、ユーザーをアシストしてくれます

ブラウザ上でサーバーを操作する管理画面やWordpress(ワードプレス)などのようなソフトウェアをインストールする簡単インストール機能などもユーザーをサポートするWebアプリケーションと言えます。

例えば、Webメーラーです。これは、Webブラウザ(Internet Explore や Chrome など)を通してメールを管理することが出来るWebアプリケーションです。インターネットに接続できれば何処からでもメールをチェックすることが出来ます。また、Webファイルマネージャーなども普及しています。これは、FTPなどの専門の知識がない方でもサーバーにファイルを転送したりサーバー上のファイルを操作したり出来るWebアプリケーションです。その他にも、メールフォーム、ブログ、掲示板、Webサイト作成アプリケーションなど様々なWebアプリケーションが提供されます。
※提供されるアプリケーションはホスティング業者により異なります。

このようなWebアプリケーションを利用することで、Web関連の技術にあまり詳しくない方でも、WebサイトやWebサービスを構築・公開することが出来ます

POINT 2.コスト

コストは重要です。1度契約すると何年も利用することになる場合もあり、徐々にコストがかさんできます。レンタルサーバーのコストは利用してもしなくても発生する固定費です。長期で使用するサービスの固定費は、安ければ安いほど良いでしょう。自分の要望と照らし合わせて適切な価格のサービスを選定するようにしましょう。
また、コストがかさむとサーバーの引越しを余儀なくされる場合があります。サーバーの引越しは非常に手間の掛かる作業なのでなるべく避けたいですね。

ここで気を付つけなければならない事は、コストを考えすぎて必要な機能が満たされない場合です。レンタルサーバー(共用サーバー)において必要な機能が満たされないと予定していたサービスが提供できない事態になります。こうなると最悪サーバーの引越しになってしまいます。

目標・目的をしっかりと考えてコストと機能のバランスを適切に調整しましょう

POINT 3.スピード・安定性

・バックボーン
・サービスの種類
・サーバーマシンスペック
・インターネット接続回線
・SLA品質保証制度
・サーバーの独自管理
・評判・口コミ
・無料お試しサービスの利用

サーバーのスピード安定性はレンタルサーバー(共用サーバー)選定の大切なPOINTとなります。ビジネス利用の場合、利益を大きく左右する要素になりえます。
ユーザーがWebサイトを訪問中にサーバーがダウンしてしまったり、表示動作などが遅くなってしまうと、ユーザーはページの閲覧、或いは買い物や問い合わせなどの作業を途中で断念してしまい、結果、ビジネスチャンスを逃すことも十分ありえます。Webサイトの新規訪問者は、そのサイトのページ表示速度が遅い場合、閲覧を途中で中止してしまい再度訪れることを躊躇(ちゅうちょ)することが多くあります。また、Webサイト管理者はサイト運営のために新規ページの作成や既存ページの更新、また、メールアドレスの作成やバックアップ作業など多くの作業を頻繁に行います。そのため、サーバーの動作が遅かったり不安定だと非常にストレスを感じるだけでなく、更新や修正などの作業スケジュールにまで影響を及ぼしてしまいます。
このように、サーバーの処理速度や安定性はWebサイト利用者だけでなく、管理者にとっても重要なPOINTになります。

スピードや安定性は、様々な要素に左右されるもので何を基準に判断したら良いか迷うところです。結局のところ実際に使ってみて判断する形になるかもしれません。ですが、公開されている情報はチェックしておきましょう。

バックボーン

バックボーンとはホスティング業者がサーバーマシンを設置しているIDC(インターネット・データセンター:コンピューターを設置・運用する専門施設)と他のIDCやISP(インターネット・サービス・プロバイダー:so-netやocnなど)、IX(インターネット・エクスチェンジ:ISPや大規模ネットワークを繋ぐ相互接続ポイント)などの重要拠点間を結ぶ大容量のインターネット基幹通信回線網のことです。重要な拠点やネットワークはバックボーンで結ばれています。
バックボーンが大容量であればデータの送受信がスムーズに行えます。バックボーンはサービスの種類やプランの質などに関係なく、そのホスティング業者のサービス全体に影響を及ぼす要素の1つになります。業者の中にはバックボーンの総計容量を公開しているのでチェックしてみましょう。ただし、ホスティング業者が扱っている顧客数や顧客の使用状況によっては必ずしもバックボーンに余裕があると言えない場合もあるでしょう。ですが、容量が大きい方が望ましいことに変わりはありませんので、スピードや安定性を考える上での1要素と認識しましょう。

  • さくらレンタルサーバーのバックボーン総計:924Gbps
  • Xサーバーのバックボーン総計:924Gbps
  • WADAX総計:65Gbps以上

(2018/8現在)

サービスやプランの種類

スピードや安定性はサービスやプランの種類によっても大きく変化します。ホスティング業者が提供するサービスは主に、共用サーバー(レンタルサーバー)専用サーバーVPSクラウドなどがあります。各サービスにはそれぞれ特徴があります。さらに各サービスには下位プランから上位プランまで用意されている場合があり、上位プランになるに従って提供されるスペックも段階的に上がります。サービスやプランの組み合わせによって安定性やスピードは大きく変わります

専用サーバーは、契約ユーザーが物理サーバーマシン1台を占有し、サーバーには専用のインターネット接続回線が通されます。サーバーマシンのスペックや回線の容量は、プランによって低いものから高いものまで用意されており、ユーザーは自分のニーズに合わせて選択することが可能です。拡張性や自由度に加えて、処理スピード、安全性、安定性にも優れています。このように、高いパフォーマンスを発揮する専用サーバーですが、その分、導入費用や運用費は他のサービスに比べて格段に高くなります

共用サーバーの場合は、サーバーリソース(CPUやメモリやHDD容量など)や接続回線を複数ユーザーで共有するので、その分コストは非常に低いです。ホスティング業者によっては月額数百円~利用できます。一方で、サーバーマシンや接続回線を不特定多数のユーザーと共有するので、安定性やスピードにはかなりバラつきがあります。ですが、最近のレンタルサーバーでは、一般的なWebサイトを運営する程度であれば低価格プランでも十分運営することが出来ます(あまり心配する必要はありません)。

VPSでは、1台のサーバーを複数ユーザーで共有するのですが、同一マシン内に複数の仮想専用サーバーを構築する技術を利用することで、各ユーザー毎にサーバーリソース(CPUコア数、メモリ容量、HDD容量)を管理分配して高い独立性を保っています。また、Root権限というサーバーを自由に操作できる管理者権限も付与されます。そのため、各ユーザーに対して、サーバー内の専用スペースが確保され、他のユーザーから影響を受けないように設計されています。また、サーバー内に収容されるユーザー数も共用サーバーに比べれば格段に少なくなるでしょう。VPSの上位プランでは、非常に豊富なサーバーリソースが付与されるので、専用サーバーに近い動作や安定性を発揮するプランも用意されています。しかしながら、サーバー内に収容されている他のユーザーの全く影響を受けないとはいえないでしょう。VPSは、機能やコストも含めて、スピードや安定性は専用サーバーと共用サーバーの中間に位置づけられるサービスと言えます。

クラウドは、複数のサーバーマシンを1台の装置として纏め上げ、仮想化する技術を利用しており、ユーザーの稼働状況に応じて、CPUのコア数、メモリ容量、HDD容量などのリソースを複数のサーバーから調達することが可能で、プランの変更やサーバーの増設・移動などは必要ありません。また、急激な負荷の増大に対しても、その要求に合わせて必要なリソースを即時、スケールアップ・スケールダウン出来る柔軟な対応が可能です。最小規模でスタートし、必要に応じてスケールアップ・スケールアウトすることで無駄な費用が発生しません。必要な要求に応じて迅速に対応出来るクラウドは、高い処理スピードや安定性を提供します。

クラウドとはネットワークを介してデータ保存領域、CPU,メモリやアプリケーションサービスなどコンピューターリソースを利用する形態の1つで、クラウドコンピューティングによって提供されるサービスの総称です。中でもクラウドによるホスティングサービスをクラウドホスティングサービスなどと呼びます。または、IaaS(イアース)などと呼ばれます。クラウドの利用料金は、使用した分で課金される従量課金制です。または、割り振られたサーバーリソースに応じて月単位の定額利用料を選択することも可能です。最小規模でスタートし、必要に応じてスケールアップ・スケールアウトすることで無駄な費用が発生しません

サーバーマシンスペック

共用サーバーの場合、ホスティング業者がサービスを運用しているサーバーマシンのスペックによってもスピードや安定性が変化します。専用サーバーであれば自分でサーバーマシンを選択することが出来ます。VPSであれば、プランによってCPUコア数やメモリ容量を選択し処理能力を向上させることが可能で、クラウドでは要求に応じて迅速に処理能力のスケールアップが出来ます。ですが、レンタルサーバー(共用サーバー)の場合、ホスティング業者が運用しているサーバーマシンをそのまま使用することになり、こちらでハード面の増強を選択することはできません。サービスの質に大きな影響を与える可能性があるホスティング業者が運用するサーバーマシンのスペックはユーザーにとって非常に気になるところです。
ホスティング業者によっては、共用サーバーを運用しているサーバーマシンのスペックを公開している場合がありますのでチェックしてみましょう。インストールされているサーバーOSやバージョン、CPUの種類、搭載メモリ容量などです。マシンスペックが良ければ処理速度も向上しますので、Webサイトの表示速度やプログラムの処理速度などの向上に繋がるでしょう。さくらレンタルサーバー、エックスサーバー、ファーストサーバーなどはマシンスペックを公開しています。※さくらレンタルサーバーは契約後のサーバーコントロールパネルから確認できます。

インターネット接続回線

インターネット接続回線とは、レンタルサーバー(共用サーバー)を運用しているサーバーマシンに接続させているインターネット回線のことです。接続回線や単に回線とも言います。このインターネット接続回線はホスティング業者のバックボーンへ繋がっています。バックボーンが太くてもサーバーへ通している回線容量が低ければ、そこがボトルネックになり、サーバーマシンスペックやバックボーンの恩恵を受けにくくなってしまします。この接続回線には共有占有などの種類や容量があり、ホスティング業者によっては公開しています。例えば、「100MB共有」などと表示されています。

SLA品質保証制度

最近では稼働率を公開し、安定動作を保証するホスティング業者も増えてきました。これをSLA(品質保証制度)と言います。「SLA品質保証制度 稼働率99%~100%を保証します」などと紹介されています。SLAを導入しているサービスであれば、稼働率を保証し、もし目標稼働率に達成できない場合には責任の所在を明らかにして具体的な対応を行います。SLAはサーバーの安定性を考える上で1つの指標になります

サーバーの独自管理

ホスティング業者によっては、独自の管理システムを導入することで、サーバーリソースや回線の帯域を管理し、共用サーバーであっても各ユーザーが快適に使用できるように運用している場合もあります。

評判・口コミ

検討しているホスティング業者やプランの口コミや評判をインターネットで検索することで調べることが出来ます。口コミや評判は、良い事も悪い事も書いてあると思いますが、評判が全くない業者や悪い内容が目立つ業者は避けるべきでしょう。実際に利用している方の中立な意見は参考に値すると思います。極端な意見も多いので、複数の人の意見を確認して、平均化してとらえてみましょう

無料お試しサービスの利用

ホスティング業者によっては無料お試し期間が用意されているのでそれを利用して動作をチェックすることをお勧めします。その際ウェブページの表示速度計測ツール等を利用して確認してみると良いでしょう。
・サイト表示スピード:http://site-speed.podzone.net/(日本)
・Website Speed Test:http://tools.pingdom.com/fpt/(海外)

サーバーのスピードや安定性を検討するには、上記の要素を確認した上で、総合的に判断することが大切です。

POINT 4.バックアップ体制

・RAIDシステム
・バックアップサーバー

データバックアップの重要性は、今更説明するまでもないほど大切なものです。自身のパソコンのトラブルでデータが消失してしまい、データバックアップの重要性を痛感された方も多いでしょう。

ホスティング業者ではデータ保管体制を公開していますので、サーバー内のデータがどのようにバックアップされているのか確認してみましょう。

どんなに堅牢なシステムであっても障害を100%防ぐことは出来ませんデータの消失は非常にごく稀にですが発生します。このような障害が発生した場合にバックアップデータが活躍することになります。

通常バックアップはRAIDシステムバックアップサーバーによって行われます。RAIDシステムでは、複数のハードディスクにリアルタイムで同じデータを書き込み(RAID1:ミラーリング)、一方のディスクが故障したとしてもデータは保全され問題なく利用を継続することが出来ます。そして、バックアップサーバーでは、バックアップ専用のサーバーマシンへ本番稼動サーバーマシンの全データを定期的にコピーするバックアップを行います。本番サーバーに障害や故障が発生したとしてもバックアップサーバーによってデータが守られます。ホスティング業者によっては、必要に応じてバックアップサーバーのバックアップデータを提供してくれます。

ホスティング業者の中にはバックアップを行っていない業者も存在します。この場合、自分でバックアップを行う必要があります。定期的にサーバー内のデータを自分のパソコンにバックアップしましょう。

注意しなければならないのは、バックアップ体制が充実しているからといって100%安全であるとは限りません。過去に有名ホスティング業者のサーバー内データがバックアップも含めて完全に消失してしまい、復旧できなかった事故もありました。世にファーストサーバーショックと言います。このような予期できない事故や障害が発生することは十分にありえます。しかしながら、このようなケースは非常に稀で、通常はバックアップデータによる復旧は成功します。

※業者のバックアップ体制の内容や有無を問わず、自分でバックアップを行うことはとても大切なことなので、可能であれば定期的に行うようにしましょう。

POINT 5.サポート・実績

サポート

・電話
・メール
・電子マニュアル

メールサポート」「電話サポート」「電子マニュアル」についてチェックしましょう。メールサポートや電子マニュアルはどのレンタルサーバーでも用意されているでしょう。電話サポートの有無は業者によってまちまちです。レンタルサーバーの操作に不安な方は電話サポート有りを選定基準の1つとしてもいいと思います

実績

・契約顧客数
・導入・稼働サーバー数
・運営年数

ホスティング業者の実績は契約顧客数導入・稼働サーバー数、また運営年数で確認することが出来ます。

できれば実績の優れている業者を選定するようにしましょう。あまり神経質になる必要はないかと思いますが、全くの無名業者はなるべく避けるべきだと思います。レンタルサーバーに保存するデータは資産と考え、大切なお金を預けるのと同じように考えるべきです。また、ビジネス利用などする場合は、個人・法人問わず、顧客情報など、お金にも代え難い機密情報をサーバー内に保存する場合も多いでしょう。大切な情報を預けることを考えた上で業者を選定しましょう

実績のある業者だと、利用者も多く知名度も高いので、インターネット上に契約内容からサーバー操作・設定方法まで、あらゆる情報が掲載されています。これは実際にその業者と契約しているユーザーが、自分のメモのためや他の利用者のために、ブログやWebサイトなどに利用に関する情報を掲載しているためです。このような情報がネット上に多く掲載されているので、不明な点などはWeb検索することで調べることができます。これは契約者にとって大きなメリットとなるでしょう。

当然実績が優れているからといって100%安全ということはありません。POINT.4のバックアップの項でも紹介しましたが、ファーストサーバーショックという事故では、バックアップも含めて完全にデータが消失してしまい復旧できませんでした。実績如何に関わらず、データのバックアップは定期的に行いましょう。また、2013年8月頃、ロリポップのサーバーに大規模なクラッキング攻撃が仕掛けられました。これにより、WordPressを利用している8000以上の契約ユーザーのWebサイトで情報が改竄されました。

しかしながら、ホスティング業者の実績はレンタルサーバー選びのPOINTの1つとなるので、必ず確認するようにしましょう。昔から人・金・物と言われますが、今は「時間」と「情報」もこれに加えられる時代になりました。情報の大切さを考え、業者を選定するようにしましょう。

POINTを踏まえたおすすめサーバー!

  • エックスサーバー
    ハイスペックで充実した機能を提供する商用や中規模向けのレンタルサーバーです。
    自由度が高く安定したレンタルサーバーとして高い評価を受けています。
    国内管理232Gのバックボーンを有しており回線速度にも信頼が置けます。
  • さくらのレンタルサーバ
    ハイスペックで充実した機能を提供する商用や中規模向けのレンタルサーバーです。
    13年以上の運営実績があるサーバー業者です。
    大阪にデータセンターを運営していおり、対外接続269Gbpsで国内最大級のバックボーンを有しています。
  • ロリポップ
    低価格で充実した機能を提供する個人向けレンタルサーバーです。(商用でも利用可能です。)
    レンタルサーバー業界最安の価格で、サーバー機能も一通り揃っています。
    10年以上の運営実績があるサーバー業者です。

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日付

投稿日:2015年7月1日
最終更新日:2018年08月07日

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