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Last Update:2018/08/06

専用サーバーとは

専用サーバーとは | wepicks!

専用サーバー

専用サーバーは、契約ユーザーが物理サーバーマシン1台を占有し、サーバーには専用のインターネット接続回線が通されます。別名セルフマネージドサーバーともいいます。サーバーマシンのスペックや回線の容量は、プランによって低いものから高いものまで用意されており、ユーザーは自分のニーズに合わせて選択することが可能です。

専用サーバーでは、ホスティング業者が用意した幾つかのサーバーOS(オペレーティング・システム)の中から自分に適したものを選択することが可能です。ユーザーには、Root権限(Administrator権限)というサーバーの管理者権限が付与され、これにより、サーバーアプリケーションなどを自由に選択してインストールし、稼働するプログラムも取捨選択でき、セキュリティーポリシーをユーザー自身の方針に準拠することが可能です。ユーザー独自のカスタマイズや設定を施し柔軟に運用することができます

専用サーバーのユーザーは、サーバーマシン1台のリソースを完全に占有し、回線も必要に応じて専用回線を選択することが出来ます。これにより、共用サーバーやVPSで発生するようなCPUやメモリーなどのリソース不足問題、回線のトラフィック不足問題、セキュリティー面での脆弱性など、他のユーザーの稼働状況に巻き込まれる類のトラブルが発生しません。例えば、共用サーバーやVPSの場合、あるユーザーのWebサイトへのアクセスが急に増大したりすると、同じサーバーで稼働している他のユーザーのWebサービスのパフォーマンスが低下するようなことが起こります。また、あるユーザーが引き込んだウィルスがサーバー内の他のユーザーに感染する可能性もあります。物理サーバーを占有する専用サーバーではこのようなトラブルの心配はありません。

専用サーバーでは、運用中にアクセス数の増加やデータベース負荷が高くなることで現在の構成での処理能力を上回ってきた場合、メモリーやハードディスクの増設など、サーバーマシンのスペックを強化するようなハードウェアの特別な拡張で対応することも可能です。さらに、サーバーマシンを複数台で構成することにより、集中するアクセスを分散処理させることも可能です。また、専用サーバーは他のユーザーと物理的に隔離されているので、障害時には速やかに対応することが出来セキュリティー面でも安心です。これは、共用サーバーやVPS、クラウドにはないメリットです。

このように専用サーバーは、拡張性や自由度に加えて、処理スピード、安全性、安定性にも優れています。様々な面で高いレベルの処理を要求する場合にはおすすめのサービスになります

優れたパフォーマンスを発揮する専用サーバーですが、その分、共用サーバーやVPS、クラウドに比べて高いコストが発生し、導入費用や運用費は他のサービスに比べて格段に高くなります。また、クラウドやスケールアップ型のVPSのように柔軟なサーバーリソースの増強は出来ません。ハードウェアの増強やサーバーの増設には高い費用と手間が発生します。特に急激なアクセス増大時に短時間でサーバーリソースを必要な分だけ調達するクラウド型サービスのようなことは出来ません。
さらに、サーバーの保守・管理・運営は、ユーザー自身で行う必要があるのでサーバー技術者が必要になります。中でも障害対応セキュリティー対策は重要で、プログラムのセキュリティーアップデート不正アクセス対策障害時の復旧作業など重要で手間のかかる作業が発生しいます。

このような運用問題を解決するサービスとしてマネージドサーバーというサービスがあります。これは、サーバーのメンテナンスや運用をすべてホスティング業者が担ってくれるサービスです。このサービスではサーバーマシンのリソースをすべて占有できるメリットがある一方、Rood権限が付与されないので、Root権限を必要とするカスタマイズは出来ません。

専用サーバーはホスティングサービスの中では最もハイレベルなサービスになります。

メリット

  • サーバーマシン1台を占有するので、非常に高いパフォーマンスを発揮します。
  • インターネット接続回線の容量を選択することが可能です。
  • 物理的に隔離されているので、共用サーバーやVPSなどと異なり、他のユーザーの影響を受けないので、安定性や安全性に優れています。
  • Root権限(管理者権限)が付与されるので高い自由度があり拡張性に優れています。
  • 必要に応じてメモリーやハードディスクの増設など、ハードウェアの特別な拡張が可能です。
  • サーバーマシンの増設で複数台構成によるスケールアップが可能です。

デメリット

  • セキュリティーのアップデートやバックアップなどのサーバーメンテナンスは契約者自身で行うためサーバー技術者が必要です。
  • クラウドやスケールアップ型のVPSのように柔軟なサーバーリソースの増強は出来ません。
  • 急激なアクセス増大時に短時間でサーバーリソースを必要な分だけ調達するクラウド型サービスのようなことは出来ません。
  • 高いコストが発生します。

適した運用対象

  • 非常にアクセス数の多いWebサイト
  • データベース負荷の高いWebサイト
  • 機密情報を扱うECサイトや企業用サイトなどのWebサイト
  • 動画配信サイト
  • Webアプリケーションサービスサイト

運用コスト

  • 高い


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日付

投稿日:2015年7月1日
最終更新日:2018年08月06日

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