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Last Update:2018/08/06

レンタルサーバーの機能について

レンタルサーバーの機能について | wepicks!

機能について

レンタルサーバー(共用サーバー)では様々機能やサービスが提供されています。ホスティング業者HPのプラン紹介ページや機能一覧ページなどを閲覧すると、細かい内容がズラーッと掲載されていると思います。各機能やサービスが何を意味しているのか良く分からない方もいるでしょう。そこで、注目すべき機能やサービスとその内容について説明したいと思います。

主に注目する機能

  • a.容量関連
  • b.ドメイン関連
  • c.メール関連
  • d.プログラム関連
  • e.データベース関連
  • f.セキュリティー・サーバー接続関連
  • g.簡単インストール関連
  • h.管理画面関連
  • i.Webアプリケーション関連

a.容量関連

「容量」とはレンタルサーバー(共用サーバー)サービスで提供されるサーバーマシンのハードディスク(HDD)のデータ保存スペースの容量です。ディスクスペースやディスク容量とも呼びます。この容量はデータを保存する場合に使用されます。

サーバー内には、HTMLファイル、PHPなどのプログラムファイル、画像ファイル、PDFファイルなどWebサイトで使用する各種ファイル、サーバーが出力するエラーログやアクセスログなどのファイルデータ、メールの送受信データデータベースのデータなどが保存され、これらが主に容量を使用するデータになります。用途によっては音声ファイルや動画ファイルなども保存されます。

それでは、どの程度の容量が必要なのでしょうか。最近のレンタルサーバーであれば下位プランでも数GB~数十GB位程度の容量が提供され、中位以上だと数百GBと大きな容量が提供されます。このように、最近のサーバーは大容量になってきているのでそれほど気にしなくても大丈夫だと思います。数GB~数十GBあれば十分でしょう。マルチドメイン(複数のWebサイトを運営できるサービス)を利用して幾つものサイトを運営したり、ブログを何十と立ち上げたりするなど、ヘビーに使用する場合は、数十GB~数百GBが望ましいと思います。メールやデータベースで使用できる容量に個別の制限が設けられている場合もあるのでチェックしましょう。

b.ドメイン関連

・独自ドメイン
・サブドメイン
・マルチドメイン

ドメインとはインターネット上の住所のようなものです。厳密にはインターネット上のコンピューターを識別する名前のことです。世界に2つと同じドメイン名はありません。住所が重複すると困るのと一緒ですね。例えば、「yahoo.co.jp」や「google.co.jp」がドメイン名となります。ドメイン名は、一番右側が大きな分類で左側へ進むに従って小さな分類になり、「.(ドット)」で区切られています。「google.co.jp」の場合、「jp」日本の「co」営利法人用の「google」ホスト名(コンピューター名)という意味になっています。

ドメイン名はWebサイトのブランドとしての働きもします。ユーザーがWebサイトをドメイン名で覚えたり、検索エンジンやブラウザのアドレス欄に直接ドメイン名を入力して検索する場合がとても多いです。ドメイン名は覚えてもらいたい名前、覚えやすい名前、特別な意味を込めた名前などしっかりと考えて取得するようにしましょう。

レンタルサーバー(共用サーバー)でドメインに関して考えることは「独自ドメイン」「サブドメイン」「マルチドメイン」についてです。

独自ドメインについて

独自ドメインとは、ユーザー自身が任意の名前で取得するドメインのことを指します自分が使用したいドメイン名がある場合は独自ドメインが利用できなければなりません。独自ドメインは契約するホスティング業者で取得して利用する場合と、他社で取得したドメインを契約する業者に持ち込む場合と2通りあります。初心者の方はレンタルサーバー(共用サーバー)申込時に、そのホスティング業者で独自ドメインも取得して利用する形がスムーズに進むのでおすすめです。
レンタルサーバーを利用してホームページを立ち上げる場合は、是非独自ドメインを使用したいところですね。ドメイン名はWebサイトのブランドにもなりますし、独自ドメインであれば、ドメイン名を変更することなくサーバーを他のホスティング業者に引越しすることも可能です。

サブドメインについて

次にサブドメインです。サブドメインはドメインをより小さく分割してさらに細かく分類したものと考えて下さい。例えば、「auctions.yahoo.co.jp」や「shopping.yahoo.co.jp」の auctionsshoppingサブドメイン名にあたります。auctions や shopping など、yahoo.co.jp という1つの独自ドメインをサービス毎に分けてより小さい区分に分割することが出来ます。shopping や auctions のように、小さく分割したサブドメインにサブドメイン用の独自コンテンツを表示させて、1つのWebサイトとして運営することが可能です。サブドメイン機能の有無や作成制限数など、サブドメインの利用を考えている方はチェックして下さい。
また、ホスティング業者によっては無料で提供されるサブドメインが予め用意されている場合があります。例えば、ユーザーIDが「wepicks」レンタルサーバーが「ロリポップ」だった場合、提供されるサブドメインは「wepicks.lolipop.jp」となります(lolipop.jp以外に多くの種類のドメインが用意されています)。独自ドメインを用意しなくても提供されたサブドメインでホームページを公開したりメールアドレスを作成することが出来ます。ただこの場合、業者を変更するとサブドメインから成るWebサイトのURLやメールアドレスが変更してしまうことになります。例えば、ロリポップからさくらレンタルサーバーに移行した場合、「wepicks.lolipop.jp」→「wepicks.sakura.ne.jp」という具合です。独自ドメインの項で説明しましたが、ドメイン名はWebサイトのブランドになるので、名前が変わってしまうとWebサイトの利用者が離れてしまう場合があるので注意しましょう

マルチドメインについて

マルチドメインが利用可能だと、1つのサーバーで複数のWebサイトを立ち上げることが出来ます。これは非常に便利でありがたい機能です。以前は殆どのホスティング業者のレンタルサーバー(共用サーバー)では、契約1つで運用できる独自ドメインは1つでした。したがって、複数の独自ドメインのサイトを運営するには複数のレンタルサーバーの契約が必要でした。VPSや専用サーバーを利用すれば、1つの契約で複数サイトを運営することが可能ですが、サーバーの知識・運営の技術が必要です。レンタルサーバー(共用サーバー)のマルチドメインの機能を利用すれば、管理画面の簡単な操作で複数の独自ドメインを設定し、複数のWebサイトを立ち上げることが出来ます
複数の独自ドメインWebサイトの運営を検討されている方はこのサービスが必要になります。マルチドメインの有無や制限数などチェックしてみましょう。
ここで注意する必要があるのは、マルチドメインで追加した独自ドメインに対してどのようなサービスが利用できるかということです。例えば、独自ドメインにSSL暗号化通信を適応させたい場合、最初に設定した独自ドメインに対してのみしかSSLを適応できない場合があります。マルチドメインの利用を考えている方はこの部分もチェックしてみて下さい。

c.メール関連

・メールが作成できるドメイン名とメールの作成数
・メーリングリスト
・メール転送
・メールフィルタ
・ウィルスチェック
・Webメール

レンタルサーバー(共用サーバー)で提供されるメール機能は、メールアドレスを作成する基本的な機能以外にも便利な機能を提供しています。ホスティング業者によって提供される機能は異なりますが、幾つか代表的なメール関連サービスについて紹介します。

メール機能に関して主に考えることは、「メールが作成できるドメイン名とメールの作成数」「メーリングリスト」「メール転送」「メールフィルタ」「ウィルスチェック」「Webメール」などについてです。

メールが作成できるドメイン名とメールの作成数

メールアドレスはドメインサービスと密接に関係しています。なぜなら、メールアドレスは「アカウント名@ドメイン名」という形で作られているからです。従って、メールアドレスを作成できるドメイン名は、「独自ドメイン」「サブドメイン」「マルチドメイン」があり、それぞれのドメイン名において作成できるかの有無や作成数の制限があります。

メーリングリスト・メール転送

メーリングリストメール転送機能は便利なのでこれも使えるかどうかチェックしておきましょう。メーリングリストはサーバーで作成した任意のメールアドレス宛にメールを送信することで、複数の宛先へ一括してメールを送信できるサービスです。メーリングリストの作成数や一括送信できる宛先登録数には制限が設定されている場合があります。メール転送機能は、サーバーで作成したあるメールアドレス宛に送信されてきたメールを他のメールアドレスに自動送信する機能です。例えば、パソコンのメールアドレス宛に送信されたメールをスマートフォンや携帯のメールアドレス宛に送信する場合などに使用することが出来ます。転送できる宛先数に制限が設けられている場合があります。

メールフィルタ

メールフィルタ機能は、スパムメールなどの迷惑メールをサーバー側で受信拒否したり振り分けて迷惑メール専用フォルダなどに格納する機能です。迷惑メールとして弾く条件は、ホスティング業者が提供している管理画面で設定します。

ウィルスチェック

これは、ホスティング業者が提供するメールのウィルスチェックサービスです。ウィルスに感染したメールを検知・削除する機能を提供します。

Webメール、Webメーラー

Webメール或いはWebメーラーと呼称されるサービスは、メールソフト(メーラー、Outlookなど)を利用しなくてもWebブラウザ(Internet Explore、Chrome など)を通してサーバーのメールを閲覧することが出来るサービスです。Webベースのアプリケーションソフトウェアです。GmailやYahooメールのように使用できるイメージです。

d.プログラム関連

・PHP(ピーエイチピ)
・Perl(パール)
・Ruby(ルビー)
・Python(パイソン)

レンタルサーバー(共用サーバー)では、主にWebアプリケーションを開発することが出来るプログラム言語の開発・実行環境を提供します。レンタルサーバーで利用できる主なプログラム言語は、PHPPerlRubyPythonなどの言語です。これらの言語を利用することで動的なWebページが作成できます。例えば、メールフォームなどを作成することが可能で、開発次第では、掲示板、オリジナルブログ、チャット、オンラインショッピングサイト、SNSサイト、会員制サイトなど様々なWebアプリケーションやWebサイトを開発することが出来ます。

自分でプログラムが記述できなくても、プログラム言語機能が提供されていれば、フリーのソフトウェアを利用することで簡単に掲示板やアクセスカウンターなどを自分のWebサイトに設置することができます。また、WordPress、Movable Type、EC-CUBE、など人気のオープンソースソフトウェアを利用したいと考えている方も、PHPやデータベース(MySQLなど)が必要になります。利用したいと考えているソフトウェアの動作環境を確認し、必要な機能を確認してみましょう。今直ぐに利用する予定がない方でも、将来利用する可能性があると思う方はプログラムが利用できるプランを選択してみてはどうでしょうか。

e.データベース関連

・MySQL
・PostgreSQL
・SQLite

データベースとは、本来複数ユーザーで効率的に集中管理されたデータ群のことを言います。このようなデータを専門で扱うソフトウェアがあり、これをDBMS(データベース管理システム)と言います。レンタルサーバー(共用サーバー)では、このようなデータベースを扱う専門的なソフトウェアを提供してくれます。提供される主なソフトウェアは、MySQL(マイエスキューエル)PostgreSQL(ポストグレスキューエル)SQLite(エスキューライト)などです。レンタルサーバーのデータベース機能はこのソフトウェアの提供のことを指しています。

MySQLなどで構築されたデータベースは機密性が高く安全にデータを格納することが出来ます。従って、顧客情報など大切なデータを格納するのに適しています。また、膨大なデータを高速に扱うことが出来るように設計されているので、何十万、何百万というデータを格納し、格納したデータを検索したり、編集や削除などの処理を高速に行うことが出来ます。さらに複数人数によるデータの集中管理や、データへの複数同時アクセスが可能です。このような特性を活かして、多くの大切なデータを扱うWebサイトやWebアプリケーションなどのバックエンドシステムとして利用する場合が多くあります
また、最近人気のCMSなどでは、データベースを必要とする場合が殆どです。WordPressMovable TypeEC-CUBEなどを利用するにはMySQLなどのデータベースが必要になります。

レンタルサーバー(共用サーバー)では、MySQLなどで作成できるデータベースの数やデータベースの容量に制限を設けている場合があります。WebサイトやWebサービス毎にデータベースを分けたいと考えている方は複数のデータベースが必要になります。

f.セキュリティー・サーバー接続関連

レンタルサーバーとセキュリティー

レンタルサーバー(共用サーバー)で提供されるセキュリティー関連のサービスは主に、「SSL」「サーバーへの接続」「ウィルスメール対策」「WAF(ファイヤーウォール)」などとして提供されます。これらのサービスは、インターネット上での通信を暗号化によって保護したり、ウィルス検知・駆除ファイヤーウォールによる攻撃検知・防御などが主なサービスとなります。これらのサービスを活用することで、より安全にWebサイトの運営やサーバーの操作などが行えます

SSL関連サービス

SSL(Secure Sockets Layer)はインターネット上の情報通信を暗号化して安全にデータのやり取りを行うための通信方法です。これにより、第三者の「なりすまし」「改ざん」「事後否認」「盗聴」などの攻撃による被害を防止します

レンタルサーバーのSSLサービスでは、Webサイトでのやり取りメールの送受信時の情報通信暗号化することでデータを保護してくれます。

WebサイトでのSSL
Webサイトでは、個人情報やクレジットカード情報などのような機密情報を扱うWebページにおいて、SSLによる通信を行うことで安全にデータの送受信が出来ます。これにより、ユーザーがWebサイトで閲覧したり入力したりするデータを悪意のある第三者による不正取得などから保護します。
WebサイトにおいてのSSLは独自SSL共有SSLがあります。独自SSLは自分で用意したSSLサーバー証明書を利用でき、独自ドメインに対してSSLの利用が可能です。これに対して共有SSLの場合は、レンタルサーバーが用意したURLを利用することになります。共有SSLは無料で提供できますが、独自SSLは有料になります。

メール送受信でのSSL
メールの送受信時では、SMTP over SSLPOP over SSLIMAP over SSLなどのサービスによってメールデータを保護します。これらのサービスでは、メール送受信の際、サーバーとクライアント(Outlookなどのメールソフト)間の通信路をSSL暗号化通信によって保護し、メール内容の盗聴を防ぎます。POPやIMAPは、メール受信専用の通信方法(プロトコル)で、SMTPは、メール送信専用の通信方法(プロトコル)です。

サーバーへの接続方法関連サービス

レンタルサーバー(共用サーバー)の場合、サーバーへ直接接続する方法は主に2種類あります。1つ目はFTP接続などでサーバーへファイルを転送する場合に接続する方法です。2つ目はSSHなどでサーバーを遠隔操作する場合に接続する方法です。これらの接続サービスにおいて暗号化通信サービスが提供されます

サーバーへファイルを転送する場合
サーバーへファイルを転送するにはFTP接続を行います。Webサイトを作成する時、HTMLファイルや画像ファイルなどサーバーへ多くのファイルをアップロードすることになりますが、その際に接続する方法がFTP接続になります。
FTPの場合は通信が暗号化されていません所謂丸見えの状態でIDやパスワードの盗聴の危険性があります。そこで、レンタルサーバーでは安全にファイルを転送するために、SFTPFTPSといった通信を暗号化してファイルをサーバーに転送するサービスを提供します。

サーバーを遠隔操作する場合
サーバーを遠隔操作する場合に接続する方法があります。レンタルサーバーでは、Telnet(テルネット)SSH(エスエスエイチ)による接続によってサーバーを遠隔操作できます。これらの接続では、ネットワークを介してサーバーにログインし、サーバーをコマンド(キーボード入力によるコンピューターへの命令)によって遠隔操作することが出来ます。Telnetは通信が暗号化されておらず、セキュリティー上大きな問題があるため、最近ではあまり提供されていません。SSHでの通信は暗号化されており安全にサーバーの遠隔操作が行えます

ウィルスメール対策

レンタルサーバー(共用サーバー)では作成したメールアカウントに対して、ウィルスチェックを行うサービスを提供します。ウィルスチェックとは、ウィルスに汚染されたメールを検知・駆除するサービスです。これにより、パソコンやスマートフォンなどをウィルスから保護します。

WAF(ファイヤーウォール)

最近のレンタルサーバーではWAFというファイヤーウォールのサービスを提供しています。WAF(ダブリュエーエフ)とは【Web Application Firewall:ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール】略称で、ネットワークからの不正アクセスを検知・防止するファイヤーウォールですWebアプリケーションへの攻撃に対して特化されており、アプリケーションレベルでの防御を特徴としています

g.簡単インストール関連

レンタルサーバーの簡単インストール

レンタルサーバー(共用サーバー)では、人気のあるWordpress(ワードプレス)などのWebアプリケーションをサーバー管理画面から簡単にインストールして設定・公開できるサービスを提供しています。
通常 WordPress などのようなWebアプリケーションは、提供元からソフトウェアのファイルをダウンロードし、FTPソフトなどでレンタルサーバーの適切なディレクトリ(フォルダ)にアップロード、さらに、設定・インストールを行います。ですが、簡単インストール機能を利用すれば、初心者の方でも用意にインストールすることが出来ます

CMS

また、これらの人気Webアプリケーションは殆どの場合CMS機能を搭載しています。CMSは、Content Management System:コンテンツ・マネジメント・システムの略称で、Webサイトの構築や運用を専門的な知識のない人でも可能にする機能です。

通常、Webサイトを構築するには、文書や画像などのコンテンツを用意して、文字を装飾したりコンテンツをレイアウトするなどしてデザインを作成し、そうして完成したファイルをWebサーバーに送信して公開します。また、公開したWebサイトは、コンテンツの追加や更新、削除などの作業が頻繁に発生し、レイアウトやフォント装飾の変更などデザイン要素の編集も必要になります。これらの作業はHTMLやCSS、Webサーバーへのファイル転送など専門的な知識が必要です。

こうしたWebサイトの構築や運用を専門的な知識のない人でも可能にするのがCMSですCMSではWebコンテンツやデザイン要素を一元的に管理し、情報の掲載、更新、削除やデザインの変更などを行うことが出来ます

これらの作業は、Webブラウザを通してアプリケーションの管理画面へアクセスし、管理画面上ですべての操作を行うことが出来ますこのため直接ファイルを編集しなくてWebコンテンツの操作が可能です。専門的な知識を必要としない理由はこの機能にあります。

簡単インストールとCMS機能

このようにレンタルサーバーが提供するWebソフトウェアの簡単インストール機能やアプリケーション自体のCMS機能によって、Webに関する専門的な知識のない方でも容易に優れたWebサイトを構築・運営することが可能です

h.管理画面関連

管理画面とは

管理画面とはホスティング業者が提供するレンタルサーバー(共用サーバー)に指示を与える操作画面のことです。管理画面は業者によって「コントロールパネル」「専用画面」「サーバーパネル」などと呼び名が異なりますが、サーバーを操作する機能を提供することには変わりません。レンタルサーバーでは必ず管理画面が提供されます。ユーザーはWebブラウザを通して管理画面を操作することが出来ます。

管理画面の内容

通常サーバーを遠隔操作するには、専用のソフトウェアを使用してコマンドという命令文をサーバーに送信することで様々な指示を与えます。これには専門の知識が必要となり一般の方では難しい作業になります。そこでホスティング業者は、誰でもサーバーを操作できるよう簡単にサーバーへ指示を与えることが出来る管理画面を提供してくれます。ユーザーはWebブラウザを通して管理画面を表示させ、そこからサーバーを操作し、メールの作成やドメインの設定、データベースの作成など、レンタルサーバーで提供される機能に対してすべての操作を行うことが出来ます。サーバー操作だけでなく、現在の使用容量やサーバーのエラーログ、Webサイトへのアクセス解析結果など、様々な情報を管理画面で表示してくれる場合もあります。これによって、専門の知識がない一般の方でもサーバーを管理することが可能になります。

管理画面のデザイン

レンタルサーバー(共用サーバー)の場合、サーバーの操作はこの管理画面から行うことになります。従って、管理画面が充実しているとサーバーの操作が楽になります。特に初心者の方にとっては、使い易いシンプルな管理画面が良いと思います。管理画面のデザインやメニュー内容はホスティング業者によって異なるので、電子マニュアルをチェックしいたり、無料期間を利用して管理画面をチェックしてみましょう。

i.Webアプリケーション関連

Webアプリケーションとは

Webアプリケーションとはインターネットなどのネットワークを介して利用するアプリケーションソフトウェアのことです。代表的なWebアプリケーションはブログ掲示板などです。その他にもオンラインショップのショッピングカートや証券会社のオンライントレードなどもWebアプリケーションと言えます。WebアプリケーションはWebブラウザなどを通して表示や操作を行うことが可能です。

レンタルサーバー(共用サーバー)では、ホスティング業者によって便利なWebアプリケーションを提供してくれます。これは、あまりWebに詳しくない方でもWebサイトやWebサービスを公開したり、サーバー上のファイル操作やメール操作をサポートするようなアプリケーションで、ユーザーをアシストしてくれます

ブラウザ上でサーバーを操作する管理画面やWordpress(ワードプレス)などのようなソフトウェアをインストールする簡単インストール機能などもユーザーをサポートするWebアプリケーションと言えます。

例えば、Webメーラーです。これは、Webブラウザ(Internet Explore や Chrome など)を通してメールを管理することが出来るWebアプリケーションです。インターネットに接続できれば何処からでもメールをチェックすることが出来ます。また、Webファイルマネージャーなども普及しています。これは、FTPなどの専門の知識がない方でもサーバーにファイルを転送したりサーバー上のファイルを操作したり出来るWebアプリケーションです。その他にも、メールフォーム、ブログ、掲示板、Webサイト作成アプリケーションなど様々なWebアプリケーションが提供されます。
※提供されるアプリケーションはホスティング業者により異なります。

このようなWebアプリケーションを利用することで、Web関連の技術にあまり詳しくない方でも、WebサイトやWebサービスを構築・公開することが出来ます


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日付

投稿日:2015年7月1日
最終更新日:2018年08月06日

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