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UPDATE:2018年06月09日

PDO(PHP Data Object)

PDO(PHP Data Object)とは? 意味・説明 (IT辞典) | wepicks!
IT用語辞典

  • PDOはデータベースへの接続機能を提供するクラスライブラリ

PDOとは、【PHP Data Object】の略称で、データベースへの接続機能を提供するクラスライブラリです。PDOを利用すれば、同様の手続きで複数のデータベース管理システム(DBMS、RDBMS)を扱うことが可能となります。PDOは、データベース抽象化レイヤークラスとも呼ばれます。複数のデータベースの違いを吸収して1つのデータベースのように扱うことを可能とするので、データベースを抽象化するクラスライブラリと言われます。

例えば、MySQL(RDBMS)へ接続するためには、 mysqli_connect() 関数を使用し、PostgreSQL(RDBMS)へ接続するためには、 pg_connect() 関数を使用し、SQLite(RDBMS)へ接続するためには、 sqlite_open() 関数を使用する、という具合に、通常はそれぞれのデータベース管理システムに合わせて専用の関数を使用する必要があります。ですが、PDOを利用することで、異なるデータベースを共通の関数で操作できるようになります。これにより開発者はデータベースの違いに関係なく、同じ手続きによって複数のデータベースを扱うことが出来ます。PDOを利用していれば、データベースを変更する場合などにもパスワードやIDなど一部の記述を変更するだけで済みます。

PDOはPHPの拡張モジュールですが、PDO拡張モジュールは、2005年11月にリリースした PHP5.1 から実装され、以降は標準機能となっています。この拡張モジュールは、C言語で記述されており、非常に高速な処理を提供します。一方で、対応するデータベースが少なく、複雑な処理を得意としません。同じような機能を提供するPEAR:DBは、PHPで記述されているので、処理速度はPDOより劣りますが、PDOより多くのデータベースをサポートしています。


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日付

投稿日:2015年7月1日
最終更新日:2018年06月09日

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