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SLA(品質保証制度) | IT用語
IT用語辞典
- SLAは通信・アプリケーション・コンピューターなどのサービスにおいてサービス提供者と受託者の間での結ばれるサービスの内容・品質についての合意
SLAとは、【サービス・レベル・アグリーメント:Service Level Agreement】の略称で、通信・アプリケーション・サーバーコンピューターなどのサービス(主にクラウドサービスやレンタルサーバーなど)において、提供するサービスプロバイダー(サービス提供者)とサービス受託者(クライアント、ユーザー、顧客など)との間で契約が結ばれる際、サービス水準においての両者の合意のことです。サービスレベル契約とも呼ばれます。
この合意は、提供されるサービスの内容、範囲、品質に対して、受託要求の達成率を明確に定義し、目標が達成できなかった場合のルールを定め、提供者と受託者で予め行う合意です。
通信・アプリケーション・サーバーコンピューターなどのサービスは、物理的な実体のあるサービスに比べてサービスの内容や品質が分かり辛い傾向があります。また、コンピューターの処理速度やインターネット回線の通信速度などは、契約者個々の環境や、或いは、他のユーザーの稼働状況などの相対的な要因に影響を受けやすく、「良い時もあれば悪い時もある」「最初は良かったが徐々に悪くなった」というように品質にバラつきが発生します。そのため、提供者と受託者の間にサービス内容の認識にズレが生じ易く、トラブルに発展する場合もあります。そこで、サービスの品質を数値で明確にすることで定量化を図り、提供者と受託者の間で合意するのがSLAです。SLAにより、サービス受託者はサービス内容を正確に把握することが可能で、また、提供者は責任の所在を明確にすることが出来ます。
SLAは元々、電気通信事業者やISP(インターネット・サービス・プロバイダー)などで、通信サービスの品質を保証するために始められたものです。現在では、ホスティング事業者、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)、オンライン証券会社などでもSLAが普及しています。
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日付
投稿日:2017年8月1日
最終更新日:
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