UPDATE:2017年12月10日
IIS(アイアイエス) | IT用語
IT用語辞典
- IISはMicrosoft社のWebサーバーソフトウェア
IIS(アイアイエス)とは、【Internet Information Services】の略称で、Microsoft社のWebサーバーソフトウェアです。IIS は WindowsサーバーOS(オペレーティングシステム)である、Windows NT Server、Windows 2000,2003,2008,2012 Server、などに標準でバンドルされています。IISには初期状態で、Webサーバー、FTPサーバー、SMTPサーバー機能が搭載されており、 HTTP/HTTPS、FTP、SMTP、NNTP等の基本的なプロトコルがサポートされています。また、SSL/TLSによる暗号化通信機能、CGIやASP.NETなどの動的Webページ生成機能も持っています。また、IISは、デスクトップ画面からGUIツール(グラフィカルな操作ツール)での操作が可能なのも特徴の1つです。IISに対し、有名なWebサーバーとしてオープンソースのフリーソフトウェアである Apache(アパッチ)があります。Webサーバーの市場シェアは、IISが2割程度なのに対してApacheは5割近くあります(2013/12月現在)。2017年現在では、Apacheのシェアが5割を下回り、ロシアで開発されたWebサーバーのnginx(エンジンエックス)が3割程度のシェアを得ています。IISは2割を下回っています。
IISはリリース当初、重大なセキュリティーホールが多く発見され、標準搭載であったことも仇となり、バンドルされている Windows OS で大規模な障害を引き起こしたことがあります。その後、IIS6.0で大幅にアップデートを加え、セキュリティーレベルを向上させることに成功しました。さらに、IISは初期状態ではインストールされなくなりました。
現在は、Internet Information Services という名称ですが、もともとは Internet Information Server と呼ばれていました。Windows 2000 Server から Internet Information Services となりました。
- Internet Information Server
- IIS 1.0 – Windows NT 3.51 のフリー アドオンとして登場
- IIS 2.0 – Windows NT 4.0 に搭載
- IIS 3.0 – Windows NT 4.0 Service Pack 3 にて置換される
- IIS 4.0 – Windows NT 4.0 Option Pack に収録
- Internet Information Services
- IIS 5.0 – Windows 2000 に搭載
- IIS 5.1 – Windows XP Professional に搭載
- IIS 6.0 – Windows Server 2003 と Windows XP Professional x64 Edition に搭載
- IIS 7.0 – Windows Vista と Windows Server 2008 に搭載
- IIS 7.5 – Windows 7 と Windows Server 2008 R2 に搭載
- IIS 8.0 – Windows 8 と Windows Server 2012 に搭載
- IIS 8.5 – Windows 8.1 と Windows Server 2012 R2 に搭載
- IIS 10.0 – Windows 10 と Windows Server 2016 に搭載
wikipediaより
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日付
投稿日:2015年7月1日
最終更新日:2017年12月10日
最終更新日:2017年12月10日
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