IPアドレス(アイピーアドレス) | IT用語
- IPアドレスはIPネットワーク上でサーバーマシンや通信機器を識別するための番号
IPアドレスは大きく2種類は分かれます。グローバルIPアドレスとローカルIPアドレス(プライベートIPアドレス)です。
グローバルIPアドレスはインターネット上のIPアドレスで、世界に同じアドレスは存在しません。このIPは民間の非営利法人である国際機関のICANN管理やその下部組織の各国のNIC(ネットワークインフォメーションセンター)が行っています。
ローカルIPアドレスは、家庭内や企業内など特定組織内のネットワーク(イントラネット)上でのIPアドレスです。各ネットワークではグローバルIPや他のイントラネットのIPと同じIPを使用しても問題ありません。これは、組織内ネットワークとインターネットとの境界に設置した機器がIPアドレスの変換を行っているからです。
IPアドレスの表記方法は2種類あります。Ipv4(アイピーブイフォー:Internet Protocol Version4) と Ipv6(アイピーブイシックス:Internet Protocol Version6) です。Ipv4は現在広く普及しているプロトコルであり、アドレス資源を2進数を用いて32ビットで構成しています。これで対応出来るアドレスの最大数は42億9496万7296台です。これは識別できるコンピューターの数に当たります。Ipv4では、0から255までの10進数の数字を4組に分割して「.(ドット)」で繋いで表記します。1組8ビットで合計4組で32ビットになります。例:「192.168.0.1」「203.216.243.240」
IPv4は現在メインで使用されていますが、アドレス資源の枯渇問題が発生しています。この問題を解消するためにIPv6が開発されました。IPv6ではアドレス資源を128ビットで管理するため、対応出来るアドレス総数が京を超えます(340兆の1兆倍の1兆倍=340澗個)。
しかしながら、IPv4とIPv6の間に互換性が無い為、IPv6のネットワークにIPv4のインターネット網からアクセスが出来ない等の問題も発生しています。IPv6に対応していないソフトウェアやネットワーク機器は、新たにソフトをインストールする必要があります。そのため、IPv6の普及がなかなか進んでいないというのが現状です。ですが、2012年6月6日には「World IPv6 Launch」として、主なインターネットサービスを一斉にIPv6に完全移行させるイベントが実行されました。今後もIPv6い対応したインターネットサービスが拡大してゆくでしょう。2017年現在、Cisco 6labによると、IPv6対応率は日本は44.4%となっています。
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日付
最終更新日:2017年12月20日