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UPDATE:2018年06月09日

POP3サーバー(POP3 Server、ポップスリーサーバー)

POP3サーバー(ポップスリーサーバー)とは? 意味・説明 (IT辞典) | wepicks!
IT用語辞典

  • POP3サーバーはPOP3プロトコルに対応した受信メールサーバー

POP3サーバー(POP3 Server、ポップスリーサーバー)とは、POP3プロトコル(通信規約・通信手順)に対応した電子メールを受信する為のサーバーです。メール受信プロトコルであるPOP3に対応しているものが、POP3サーバーと呼ばれており、現在使用されている代表的なメール受信サーバーです。POP3はPOPが改良された POP version 3 のことです。POP3サーバーはサーバーが所属するネットワーク内のユーザーに送信されてきた電子メールを蓄積し、ユーザーのリクエストに応じて保管している受信メールを配信します。

メールサーバーには送信用と受信用があります。受信用サーバーの代表格がPOP3サーバーになります。POP3とペアで使用される送信用サーバーはSMTPサーバーです。メールサーバーはSMTPとPOPの両方の機能を備えているのが一般的です。

POP3サーバーは、メールアドレスごとに個別のメールボックスが用意されているのが特徴です。サーバーが受信したメールは、個々のメールボックスに保存・蓄積されます。ユーザーはメールを受信する際、POP3サーバーのクライアントとなる電子メールソフト(メーラー Outlookなど)を使用してPOP3サーバーにアクセスし、メールアドレスに割り当てられた自分専用のメールボックスから自分宛てのメールを取得します。

POP3では、基本的にユーザーの意思に関係なく、クライアント(メーラー Outlookなど)が全てのメールを受信してしまうという特徴があります。すべてのメールはクライアントへ転送され、その後の処理はクライアント側(メーラー Outlookなど)に委ねられます。このようなPOP3プロトコルに代わる新しいプロトコルにIMAPがあります。IMAPでは、メールをサーバーに置いたまま、メールリストの取得、メール内容の検索、メールボックスの管理などが行えます。POP3はクライアント側主導に対してIMAPはサーバー側主導になります。

また、POP3にはパスワードの機密性に弱点があり、ネットワーク上で盗聴させる危険が指摘されています。この為、通信を暗号化するプロトコルのAPOPがあります。

これらのメール送受信サーバーは、一般的なユーザーであれば、インターネット回線を契約しているプロバイダが運用しています。ユーザーはパソコンのメールソフトにサーバー情報を設定することで、プロバイダーのメールサーバーとメール情報のやり取りを行います。

レンタルサーバー(共用サーバー)の場合は、そのサーバーにSMTPサーバとPOPサーバが稼働しています。インターネットプロバイダーなどと違い、メールアドレスを複数作成したり格段に自由度が向上します。


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日付

投稿日:2015年7月1日
最終更新日:2018年06月09日

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