XOOPS(ズープス) | IT用語
- XOOPSはWebサイトを構築・管理・運用するCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)
XOOPSは、PHP-Nuke(ピーエイチピー・ニューク)というCMSを元に日本人の手によって開発され、2001年に公開されました。2003年にはバージョン2であるXOOPS2が公開され、2011年にはAjaxを採用したXOOPS 2.5.0 がリリースされました。2017年現在最新版は、2.5.8.1 です。日本人によって開発されたため日本語処理に優れている特長があります。
XOOPS(eXtensible Object Oriented Portal System)を直訳すると「拡張可能なオブジェクト指向ポータルシステム」となります。XOOPSでは豊富なモジュールやテーマが標準で用意されており、初期状態でも多様なWebサイトの構築が可能です。モジュールとはソフトウェアを作っている部品であるプログラムやその機能のことです。テーマとはサイトの表層デザインを管理する機能のことです。XOOPSでは、拡張モジュールも多く、また、新規開発が活発に行われております。自分でテーマの作成も可能で、オリジナルデザインの導入が容易に行えます。このように、拡張モジュールによる機能増強やテーマ作成によるオリジナルデザインの導入など、高い拡張性と柔軟性に富んだソフトウェアとなっており、小規模サイトから大規模サイトまで幅広い種類のWebサイトの構築が可能となります。XOOPSは特にYahooのようなポータルサイトを手軽に構築できる機能を備えたソフトウェアであるという特長がありますが、個人や企業のWebサイト、ブログサイト、掲示板サイト、SNSサイト、フォーラムサイト、ダウンロードサイト、ニュースサイト、ユーザー参加型コミュニティーサイトなどの構築に活用することが出来ます。
CMS(シーエムエス)とは、【Content Management System:コンテンツ・マネジメント・システム】の略称で、Webコンテンツを管理する仕組みやソフトウェアのことです。CMSでは、文書や画像などのWebコンテンツやレイアウトなどのデザイン要素を一元的に管理し、Webブラウザを介して、CMS管理画面からコンテンツの掲載、更新、削除やデザインの変更などを行うことが出来ます。このため直接ファイルを編集する必要がありません。従来、Webサイトを開発・運用するには、HTMLやcss、Webサーバーへのファイル転送など専門的な知識が必要でしたが、CMSを利用することでそのような知識がなくてもWebサイトを簡単に作成・運用出来るようになりました。
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