.NET(ドットネット) | IT用語
- .NET はMicrosoft社が開発したネットワーク上でアプリケーションを構築する基盤システム
Microsoft .NET 構想は、パソコン、サーバー、携帯、スマートフォン、家電などの電子機器はもちろん、あらゆるデジタル情報機器をネットワークに接続させ、インターネット経由でいつでもアクセスできる状態を目指すものでした。昨今ではITO(Internet of Things)という言葉として有名な概念でもあります。.NET では、プログラム言語や通信規約なども含めてシステム基盤の構築を目指し、.NET に対応した情報機器は、プラットフォームに依存することなく、.NET のネットワークに参加することでサービスの提供を受けることが出来ます。.NET では、サービス同士を連携させることで、大規模なサービスを構築することが可能です。
.NET 環境を利用してフレームワーク化したのが、.NET Frameworkです。このフレームワーク上で、.NET 環境に対応したソフトウェアの開発や実行が可能となります。.NET Framework は、Microsoft社が提唱するアプリケーション開発環境及び実行環境です。フレームワークの基盤プログラムには、プログラム実行エンジンの「共通言語ランタイム(CLR:Common Language Runtime)」があり、その上に、基本クラスライブラリ(BCL:Base Class Library)が構成され、その上に各種ライブラリが存在しています。CLRを基盤としたクラスライブラリの集合体となっています。
.NET Frameworkでは、アプリケーションの開発言語に、C++、Visual Basic、VBScript、Jscriptなどが利用可能です。また、Microsoft社が開発した C# は .NET Framework での開発を効率的に進めるための高級言語です。また、サードパーティによって従来のプログラミング言語を.NETに対応させた開発環境が提供されています。
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日付
最終更新日:2017年12月03日