インターネット(Internet) | IT用語
- インターネットはTCP/IPによって全世界のコンピューター繋がった巨大なコンピューターネットワーク
インターネットは、アメリカ国防総省のARPA(高等研究計画局)によって導入された ARPANET(アーパネット:Advanced Research Projects Agency Network) が起源とされています。ARPANETは、遠隔にある複数のコンピューター同士を繋ぐ、分散型コンピューターネットワークの研究のために開発されました。最初は、アメリカ国内の4カ所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、スタンフォード研究所、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)、ユタ大学のコンピューター同士で1969年に開通しました。その後、ARPANET の通信プロトコルが、Network Control Program から TCP/IP へ移り変わり、ネットワーク基盤が ARPANET から NSFNet へ移行し、1988年からアメリカで商用利用がスタートします。1990年に、CERN(欧州原子核研究機構)のティム・バーナーズ=リー氏によって、World Wide Webシステムのための最初のサーバー(CERN httpd)とブラウザ(Nexus)が公開されました。その後 Windows OSなどの普及によって一般家庭のコンピューター普及率が上がるとともに、世界中にインターネットが広がり今日の規模へと成長を遂げました。
似たような用語にWWW(World Wide Web)がありますが、これは、インターネットやイントラネットで用いられる基本的な文書システムのことであり、HTML文書などを代表とするハイパーテキストシステムのことです。ハイパーテキストシステムによって、文書だけでなく、画像、動画、音声などの異なるファイル同士が相互に参照するハイパーリンクが世界中に広がっています。WWWによって、世界中に張り巡らされた蜘蛛の巣のような広がりを構築しました。これが「World Wide Web:世界中に広がる蜘蛛の巣」の由来となっています。
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