ドメイン名(Domain Name) | IT用語
- ドメイン名とはインターネット上でコンピューターを識別するための名前
ドメイン名は決められたルールに基づいて記述されている文字列であり、「.(ドット)」で切り分けられた階層構造になっています。「.(ドット)」で切り分けられた右側がより大きな枠組みである大分類になり、左側がより小さい枠組みである小分類となります。例えば、日本大学のドメイン名「nihon-u.ac.jp」の場合、「jp(日本)」は国を識別するためのドメイン名です。「ac(大学などの高等教育機関のためのドメイン名)」は組織を識別するためのドメイン名です。「nihon-u」はホスト(個々のコンピューター)を識別するためのドメイン名です。また小分類は大分類にとってのサブドメイン名になります。「jp」ドメイン名のサブドメイン名は「ac」であり、「ac」ドメイン名のサブドメイン名は「nihon-u」です。
このように多くの場合、ドメイン名はその左側の小分類に1つまたは複数のサブドメイン名を連ねています。階層構造の一番右はトップレベル登録ドメインです。これはTLDと言い、「.com」や「.jp」などです。左側に移行するに従って、セカンドレベル、サードレベル、フォースレベルとなります。
ドメインは文字列を使用し、人間に見やすい形式で表現されていますが、コンピューターが扱っているのは「192.168.0.1」といった「.(ドット)」で区切られた数値の羅列である「IPアドレス」です。文字列は人間にとって都合の良い形式であり、数値はコンピューターにとって都合の良い形式です。文字列も数値も形式は異なっていますが、インターネット上で同じ場所を示すことに変わりはありません。これらの異なる形式を紐付けているのがDNS(Domain Name System)です。
また、インターネット上では「ドメイン名」と「ホスト名」は同義の意味で使用されることがあります。
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