UPDATE:2017年12月08日
HTTP(エイチティーティーピー) | IT用語
IT用語辞典
- HTTPは、Webサーバーとクライアント間でHTMLで記述された情報を送受信するプロトコル
HTTP(エイチティーティーピー) とは【Hyper Text Transfer Protocol:ハイパー・テキスト・トランスファー・プロトコル】の略称で、WebサーバーとWebブラウザなどのクライアントが、HTML(Hyper Text Markup Language:ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ )で書かれた情報を送受信する際に使われるプロトコル(通信規約・通信手段)です。HTTPの通信は通常クライアント側から開始します。
HTTP/1.0はRFC 1945、HTTP/1.1はRFC2616と規格化されています。主な特徴は、原則としてWebブラウザなどのクライアントが1回 GET や PUT といったコマンドをWebサーバーに送ったら、サーバー側から1回結果が返ってくるのみ、という点があります。これをステートレス(stateless:状態を保持しない)なシステムと呼び、プログラムがシンプルで分かりやすいのがメリットです。
しかし同時にこのステートレスなシステムでは、サーバーがレスポンスメッセージを返した時点で状態が初期状態に戻ってしまうという事が言えます。つまり、クライアントの状態を保持しないので、それまでのやりとりを保存できないというデメリットに繋がるのです。
しかしながら、WebサイトやWebサービスではステートフル(状態を保持する)なシステムが要求されます。例えば、Webサイトでユーザーがログインして会員専用ページにアクセスしたり、オンラインサイトで買い物情報をショッピングカートに一時保存したりする場合は、ステートフルなシステムでなければ実現できません。この為、、HTTPにはクッキー(Cookie)というHTTPプロトコルの拡張機能があります。この機能により、ユーザーを特定しステートフルなシステムを構築できるようになります。
HTTPは「HTTPリクエスト」と「HTTPレスポンス」とを分けて考えます。HTTPリクエストはWebブラウザなどのクライアントからの要求になります。HTTPレスポンスはその要求に対するWebサーバーの応答のことです。
2015年に HTTP/2 が標準化されました。HTTP/2 は、HTTP/1 の互換性を保持した上で、機能が大きく向上しています。
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日付
投稿日:2015年2月10日
最終更新日:2017年12月08日
最終更新日:2017年12月08日
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