オープンソース(open source) | IT用語
- オープンソース(open source)とは、ソフトウェアなどのソースコードを公開していることを指します
OSSとは、ソフトウェアのソースコードを無償で公開し、誰でもソフトウェアの改良や再配布を行うことが出来るソフトを指します。また、OSI(Open Source Initiative:オープン・ソース・イニシアティブ)という団体が厳密に OSS の概念を定義しています。この定義をOSD(The Open Source Definition)と言います。OSIは、1998年2月にOSS(オープンソースソフトウェア)を普及させることを目的として設立された団体です。
OSS(オープンソースソフトウェア)はインターネットの世界でも非常に重要な役割を果たしており、その恩恵はインターネットを利用している殆どのユーザーが享受しているといっても過言ではないでしょう。
オープンソースの有名なソフトウェアとして、Linux などが挙げられます。また、世界中の多くのWebサーバーを稼働させているプログラムに Apache(アパッチ)がありますが、このソフトもオープンソースの代表的なソフトウェアと言えます。
Chrome(クロム)やSafari(サファリ)などの有名なブラウザのレンダリングエンジンなどでもオープンソースのプログラムが採用されています。
オープンソースのソフトウェアは改良や再配布が可能なため、企業などでは技術習得のためや独自カスタマイズによる自社ソフトの開発など、意欲的に利用しています。
オープンソースは、1970年代に大学や研究機関などでソフトウェアのソースコードを公開することで潮流が作られました。現在この流れは、ソフトウェアだけではなく、ハードウェアの設計などをオープンにする Open source hardware(オープンソースハードウェア)という概念をも生み出しました。今日ではオープンソースの概念に基づいた、ビジネスモデルや製品開発の研究や普及が進んでいます。
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