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UPDATE:2017年12月05日

C言語(シー) | IT用語

C言語(シー)とは? 意味・説明 (IT辞典) | wepicks!
IT用語辞典

  • C言語は優れたコンパイラ型の汎用プログラミング言語

C言語とはプログラム言語の中でも非常に広く普及している手続き型の優れた汎用プログラミング言語です。代表的なコンパイラ型言語でもあります。1972年 AT&T社ベル研究所のデニス・リッチー(Dennis Ritchie)やブライアン・カーニハン(Brian Kernighan)らによって開発されました。C言語は単にC(シー)とも呼ばれます。これまでにC言語によって多くの優れたアプリケーションが開発されてきました。C言語を元に開発されたC++言語と共にもっとも普及しているプログラム言語と言われています。C++言語は、C言語にオブジェクトプログラミング指向の仕様を加えた言語です。

C言語は、元々UNIXの移植性を高めるために開発された経緯があり、高級言語でありながら低水準の記述が可能です。これは、自然言語に近い形で記述できるので人間にとって可読性が高く、また、OS(オペレーティング・システム)やデバイスドライバーなどハードウェア側の処理を実行するプログラムの記述ができるということです。この言語はコンパイラ型言語であるため、人間が記述したソースコードをコンパイラによってコンパイルすることで実行形式であるオブジェクトコード(機械語、ネイティブコード)を生成します。

C言語は、高い自由度に加えて、コンパイルや実行が非常に速い特徴があります。また、プラットフォーム依存の言語仕様を持たない設計となっており、移植性が高く、言語仕様が小さくコンパイラの開発が容易であり、少ないリソースで実行可能なプログラムの開発が可能などの優れた特徴を備えています。そのため、C言語は様々なコンピューターで使用され、プログラマー人口が非常に多い言語としても有名です。また、後に開発された C++JavaC#PerlJavaScriptPHP など多くのプログラム言語に大きな影響を与えています。

C言語は1972年にB言語の改良型としてAT&T社ベル研究所のデニス・リッチーらによって開発され、1973年にUNIXはC言語によって書き換えられました。1989年に機能拡張と改良が加えられ、ANSI(アメリカ規格協会)によって標準化されました。これを「ANSI-C」と呼びます。「ANSI-C」以前を、開発者のリッチーとカーニハンに因んで「K&R準拠のC言語」と呼びます。

現在、オブジェクト指向プログラミングが普及しつつあり、それに伴い、C++ や Java などオブジェクト指向プログラミング言語のシェアが拡大しつつあります。しかしながら、C言語は現在もなおアプリケーションの開発や組み込みシステムなど様々なシーンで活用されています。


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日付

投稿日:2015年1月22日
最終更新日:2017年12月05日

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